REVIEW | T.A.C.D BATTLE 2026-27 SEASON vol.1 – JUDGE’S COMMENTS
6月27日(土) 名古屋市中区にある CLUB LOVER:Z にて開催された、大学生, 院生, 専門学生, 22歳以下の社会人ダンサーなどを対象にしたダンスバトル『T.A.C.D BATTLE 2026-27 SEASON vol.1』審査員総評を掲載!
LtoR…SHVDE / YUTAsenang / カヌーン / Eione

– 全体の感想
エントリー数が多く、沢山のダンサーを見れて楽しくジャッジさせていただきました。ありがとうございました。NEWBIE / ENROLL 部門 は、自分のスタイルを確立している BBoy が多く、個人的には BBoy を多くピックアップさせていただきました。人前で踊ることは僕も緊張するし「負けたくない」「かまさなくちゃいけない」というプレッシャーもあると思いますが、それを表面上に出してしまうとバトル相手にも審査員にもお客さんにも伝わり “目線が下がってしまう” とかムーブに出てしまうので、バトルの時だけは『自分が一番かませるんだ!』と信じて踊ってみてください。その他の SLOW TEMPO MUSIC 1ON1 / FAST TEMPO MUSIC 1ON1 / 2on2 部門 はバトル慣れしてる人や、印象に残る人が多く悩む場面も多かったです。当日の総評でも話しましたが、最後まで勝ちきるダンサーは毎ラウンド見せ方に変化などがあり『自分のスタイルを変えない中で、曲ごとにアプローチを変えている』印象でした。
– 印象に残ったダンサー / バトル等 (敬称等略)
FAST TEMPO MUSIC 1ON1 部門 決勝の KJ vs 沙菜 は2名の仲の良さも見えましたが、それぞれのジャンルや在籍サークルのプライドをかけた熱いバトルだったと思います。沙菜は、予選からダンス力や、音楽へのアプローチが上手く個人的優勝候補でしたが、決勝の延長線では KJ が全部持っていった印象でした。その他で印象に残っているのは、ミサミサ / pastrAMI は、NEWBIE & ENROLL 部門?と疑うほど落ち着きがあり上手でした。これからも楽しみなダンサーです!
Girl 2OH は、KRUMPをレペゼンしていて、早い曲でもアイソレ / アームワーク / バウンスを使い分けて対応できており凄かったですね。KRUMPの そうだい もバウンス / ボディーワーク上手く使えていたと思います。更には、yuhi / YUTO a.k.a BUSTA / Kira Queen は、音の取り方やバトル相手、JUDGEへのアプローチがとても上手でした。基礎は当然ある中でかかる音楽への対応力の高さなど、日頃から自分の踊りを俯瞰で見れている印象でした。あと、名前は分からないですが、タットのメガネの子 は日頃から LAB してるのが伝わってきました。また見たいダンサーです。
– 出場ダンサー等にメッセージ
出場した皆さま一日お疲れ様でした。新シーズン開幕戦ということもありエントリー数が多い中、審査させていただき光栄でした。 また、みんなのダンスを見れること楽しみにしてます。ありがとうございました。

– 全体の感想
シーズン開幕戦とても盛り上がりましたね。すごく熱い一日でした。今回審査員を務めさせていただき、僕自身もたくさんの刺激をもらうことができました。予選から良いムーブを沢山見ることができ、審査する中ですごく迷う場面が多かったです。バトル初参加の方や、久しぶりにバトルに出場していた方も多かった印象で、フレッシュなダンサーも沢山見ることができました。勝ち上がったダンサーをみんなで称賛する姿も見られて、とても素敵な空間だったと思います。仲間や他のダンサーの踊りや功績をリスペクトし、賞賛することは、ダンスをする上ですごく大切なことです。これからも UNITY を大切にして、良い環境をみんなで作っていってください。
一方で、もっと自信を持って自分を表現できると更に良くなるのにな、と感じる瞬間もありました。曲を待ちたくなる気持ちも分かりますが、曲を逃してしまい、踊りづらそうにしている場面も多かったように感じます。「踊りづらそう」「緊張していそう」という印象が伝わるだけで、どうしても印象はマイナスになってしまいます。流れている音楽にしっかり集中し、その瞬間を表現することを意識すると、自信のある動きにも繋がると思います。本番では、ぜひもっと思い切って出し切ってみてください。上記にも記載した通り、僕は「曲に対してどれだけ集中して表現できているか」を軸に審査させていただきました。質が高い、動きが大きい、音が取れている、シルエットがきれいなど、そういった要素ももちろん大切ですが、それ以上に、”自分の長所や好きなものがしっかり伝わってくるムーブ” をしているダンサーに個人的にはすごく惹かれました。普段の練習から、「自分は何が好きで踊っているのか」を大切にし、ブレることなく磨き続けてほしいと思います。
– 印象に残ったダンサー / バトル等 (敬称等略)
印象に残るダンサーは沢山いるので、一部だけ挙げさせていただきます。まず、一番キャラが立っていたなと思ったのは、メガネをかけてタットを踊っていた男の子 です。すごく良いものを持っているので、これからがとても楽しみです!次に、FAST TEMPO MUSIC 部門で準優勝した 沙菜 は、曲にしっかり集中していて、気持ちが踊りに乗っている感じがパワフルなムーブとして伝わってきました。こーすけ も良かったです。一発目から出てきたのもナイスでしたし、安定した踊りで堂々としている姿が印象的でした。ko も終始自分のペースを崩さず、安定感のある踊りに加え、上手さだけではない個性もしっかり出ていて、とても格好良かったです。あと名前がわからないのですが、SLOW TEMPO MUSIC 部門で踊っていた全身黒のHIPHOPの女の子 も印象的でした。ムーブがすごく格好良くて「もっと見たい!」と思わせてくれる踊りでした。最後に、2on2で準優勝した ひま里 も印象的でした。説得力のある動きで、一つひとつのムーブがしっかり完結していましたし、会場の空気を掴むのがとても上手で、見ているこちらも刺激を受けました。
– 出場ダンサー等にメッセージ
バトルは本当に紙一重です。スキルや表現力が拮抗してくると、ほんの少しの差で結果が変わってしまいます。だからこそ、結果だけにとらわれず、自分の良いところをしっかりアピールできるように、自身のキャラクターをこれからもどんどん伸ばしていってください。これからのみなさんの成長を楽しみにしています!ありがとうございました。

– 全体の感想
良くも悪くも勝敗をつけるのに迷うバトルが多かったです。特に予選は同じくらいのレベルの人が多く、スタイルも似ていたため、あまり差がなく決め手に欠ける場面が沢山あった印象です。また、フリースタイルバトルで勝ち上がるには、やはりダンス力は必要不可欠だと感じました。ジャッジによって評価する部分は異なると思うので、どんなジャッジにも伝わるダンス力、ダンスとしてのカッコよさを高めることはとても大切だと思います。
– 印象に残ったダンサー / バトル等 (敬称等略)
海羽 は終始集中していて、気持ちも前のめりでとても良かったです。また、2on2の相方の子も印象に残りました。服装も踊り方も一貫してオシャレで格好良かったです。予選の よしひと は安定感もあり、音にも乗れていました。ベスト4以降は少し力んでしまった感じもありましたが、それも気持ちが入っていたからこそかなと思います。ロッカーは全体的に楽しんで踊っているのが伝わってきました。特に NEWBIE CLASS では自信なさそうに踊る人が多い中で、みんな堂々と踊っていたので、見ている側もハッピーな気持ちになりました。だからこそ上がれた人が多かったと思いますし、その姿勢はこれからも大切にしてほしいです。雷蟲 はこの日絶好調でした。私が知る限りでは過去一と言って良いほど仕上がっていたと思います。特にベスト4のムーブには痺れました。YUTO a.k.a BUSTA のムーブを見て、バトルで惹きつけるというのはこういうことなんだと思いました。周りにも意識を向け、空間を支配し、会場にいる全員からの注目を集める。さすがでした。
バトルとしては、FAST TEMPO MUSIC 1ON1 部門の決勝戦 KJ vs 沙菜 が印象に残っています。2人とも気持ちが入っていて、それでいて心から楽しんでいることが伝わってきて、とても良いバトルでした。2on2 は私が見た限りでは、ルーティーンを使うチームがあまり多くなかった印象です。ソロで勝負するのも勿論良いですが、空気を一気に持っていける可能性があるという意味では、かなり有効な作戦だと思います。Sekhmet:RI はチームとしてのバランスがとてもよかったですが、ルーティーンを武器にできるチームでもある印象なので、上手く使っていたら完全に流れを引き寄せられていたのかもしれないと思いました。
– 出場ダンサー等にメッセージ
勝ち負けに一喜一憂したり、結果に納得できなかったりする時もあると思います。それでも圧倒的なら勝てると私はずっと思っています。勝ったから100対0というわけではありませんが、100対0と言えるくらい圧倒的なダンスができれば勝てると思います。いつも前向きに気持ちを切り替えていければ、必要以上に落ち込んだり、腐ったりせず、どんなバトルもプラスに変えていけるのではないでしょうか。沢山お世話になった T.A.C.D BATTLE に今回ジャッジとして携わることができてとても嬉しかったです!また皆さんにお会いできる日を楽しみにしています。ありがとうございました!

– 全体の感想
白熱するバトルが多くてとても楽しめました。特に、FAST TEMPO MUSIC 1ON1 部門の決勝の盛り上がりには、心が躍りました。ただ踊りを披露するだけでなく『戦い合った相手とのストーリーを作れる』のもバトルの良さだと思います。もちろん勝ち負けはつきますが、勝敗以外にもバトルの文化には素敵な部分が沢山あるので、そんな所も感じることができると、より一層バトルというのが楽しくなるかと思います。勝ち負けに囚われすぎず、自分のダンスにじっくり向き合ってみてください。
– 印象に残ったダンサー / バトル等 (敬称等略)
まず、ko が一番印象に残っています。周りと違いを出す中で、ナチュラルかつテクニカルというのはなかなか簡単にできないものですが、彼はかなりナチュラルに踊っていて、最も等身大なダンサーでした。あと、メガネをかけたタットのダンサーの子は、キャラが独特でした。予選の時、この人はどんなダンスをするのか全く読めず、最もギャップを感じました。最後に NEWBIE & ENROLL 1ON1 部門 優勝の ミサミサ です。ブレイキンでもニッチで細かなスタイルで優勝したのは、シンプルにすごいなと思いました。あとは優勝をものすごく喜んでいる姿になんかグッと来まして、MSDCのサークル仲間達が自分ごとのようにミサミサの優勝を喜びつつ、祝っているシーンを見て、素敵だなと思いました。
– 出場ダンサー等にメッセージ
まず、バトルに挑戦していることが本当に素晴らしいと思います。僕が学生の頃は、サークル内でバトルを敬遠する人も多く、僕自身やり切れない気持ちになったのを覚えています。その上で、バトルで勝ち上がったり、プロップスを上げていったりするためには、圧倒的個性を磨いてみてください。僕個人の考えとして、個性と人間性はかなり親密な繋がりがあるかなと思ってます。個性を磨くというのはある種、人間性を高めることにもつながるかなと思うので、人としても成長できるかなと思います。そして、ダンスと人間性を切り離すのは、僕はフェイクかなと思います。せっかくなら、ジャンルに縛られすぎず『その人だからできるダンス』を目指してもらって、ダンスフォーライフで自身とダンスを上手く融合させてみてください。これからの活躍を願ってます。今後も自身のペースで頑張ってください!ありがとうございました。
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