1. HOME
  2. 特集
  3. COLUMN – それぞれひとつのLIFE

COLUMN – それぞれひとつのLIFE

 

daft, INDIAN CREW として全国的に活躍する、東海地区を代表するHIPHOPダンサー『UC』による SOUL CITY NAGOYA COLUMN 第11弾!

 


 

どうもです。UCです。久々のSOUL CITY blogです。

 

書こう書こうと気合いが入りすぎて、
逆に慎重になってしまっていました笑

 

さて、
今年は RedBull BC ONE WORLD FINAL がなんと名古屋で開催されるということで、1年以上前からワクワクしてきたんですが、ついに詳細も発表され、先日チケットも発売されましたね!

まさかの10分足らずで完売。

ヤバー

 

俺も職場で仕事の手を止めて、18時ジャストから奮闘しましたが、
1階席は取れずー(>_<)

 

残念!けど、二階席でも取れたことに満足w
めちゃくちゃ楽しみにしております◎

 

というわけで、
少し前に RedBull から公開された動画がこちら。

 

ins-and-outs

<REDBULL〜INS AND OUTS〜>

 

かっこいいですねー
ダンスにも仕事にも生き方にも自分の信念とスタイルが貫かれている。
皆さん愛情と衝動に従って、ある意味すごくナチュラルに生きている。

 

ほんと刺激を受けました!

 

僕も理学療法士をしながらダンサー活動もしていて、それによるメリットもデメリットも感じてきたけれど、結局、最終的には仕事がどうとか、ダンスがどうとかよりも、1人の人間として、ダンサーとして、HIPHOPに人生変えられた者として、どんなLIFEを送っていくのかということが大事だなと思いました。

 

僕はよく理学療法士とダンスとどちらが本業ですか?

ダンスを仕事にしようとは思わないんですか?

といった質問を受けます。

 

真剣に答えようとすると、とても長くなってしまうし、それでは軽い気持ちで質問した人にめんどくさい思いをさせてしまうので笑、

普段は、仕事は理学療法士、

ダンスは人生かけた最大の趣味。

とざっくり答えています。

 

でも、そう答えながら、もはや趣味でもないなーと思ってますがw

そもそも仕事とか趣味って何なんでしょう?

困ったときはまず辞書ですね笑

 

【職業】生計を立てるために日常従事する仕事

【仕事】職業や業務として、すること。また、職業

【趣味】専門としてでなく、楽しみとして愛好する事柄

【専門】限られたある範囲を集中的に研究・担当などすること。また、その学問や事柄。

 

なる、ほど。

 

こう考えると、僕の“職業”は理学療法士ですね。

ただ、SHOWやJUDGE、WSなどギャランティをいただいてダンスに関わらせていただくことも多いので、その点ではダンスの“仕事”もしています。

 

そして、この定義からいくと、ダンスは“趣味”というより“専門”に近くありたいですね。

 

まだまだ甘く、未熟な面も多いですが、研究、鍛錬は怠らないでいたいと思っていますし、HIPHOPもダンスも一生かけて追求するだけの魅力があると僕は思っています(^^)

 

まぁ、言葉じりだけ合わせるとそんな感じです。

だからどうというわけではないですね。

 

てことで、辞書の話は置いておいて笑、

よく日常で耳にするのが、「ダンスを仕事にする」とか、「仕事をしながら趣味でダンスをする」とか、「仕事しながらダンスを頑張る」とか、そんな表現であったりして、きっと皆さんもいろいろ生き方として迷ったりするときもあるかもしれませんが、

僕の中で明確にしていることがひとつありまして、

【僕の辞書】の中では、

“仕事”は人のために。“趣味”は自分のために。

という線引きでいるということです。

 

もちろん、お金をもらえる・もらえないも大事ではあるんですが、結局、人の為になるからお金をもらえるんだと思います。

 

僕の場合、リハビリで患者さんを良くすること、職場や同僚がよりよい医療を提供できるような環境にすること、自分のダンスで人を喜ばすshow(その為の練習)、自分の経験と感覚を総動員してみんなのダンスの価値を認めるjudge(その為の勉強)、お金を払って参加してくれた人たちが楽しめるようなイベントオーガナイズ(その為の準備)、いろいろやっていますが、すべては人の為です。

 

もちろん、人の為に頑張ることで自分自身の勉強や経験、成長になることも多いので、もしかしたら、自分の為の部分もあるかもしれませんが。

 

一方で、“趣味”は徹底的に自分(と自分の周り)の為です。バトルに出ること、コンテストに出ること、踊りの練習すること、勉強すること、好きな曲聴いたり探したりすること、クラブで飲んで踊ること、すべては自分という人間が成長したい・楽しみたい一心でのことです。

 

綺麗事に聞こえるかもしれませんが、とりあえず何が言いたいかというと、ひとつは同じダンスでも目的が違うことがあるということです。

 

「よく好きなことを仕事にしたい」とか、

「好きなことを仕事にすると大変」とか、

「好きなことだけして生きていきたい」とか、

まぁそんなようなことを耳にすることもありますが、

僕からしたら、“仕事”と“好きなこと(趣味)”は本質が違うということです。

 

ただ、違うとは言っても重なり合う部分もあるので、自分の好きなようにやっていたら、それがはからずも人の役に立って、そのまま仕事になる場合もあると思います。

 

“徹底的に”アーティストの人間は特に。徹底的にアーティストのヒトは、自分の理想に辿り着くために、前述した道だけではいけない場合もありますし、さらには社会的視点を度外視できなきゃいけないと思っているので。

 

僕は、自分がそこまでの人間ではないので、今日はひとまず僕の人生観を書かせていただきます。正解、不正解の問題ではなく。

 

というわけで、話を戻しまして、

僕の場合は、本質において自分を喜ばすために仕事をするのではないということを忘れない方が良いと思っています。

 

「お金のためにやりたくないことをやるのが仕事」とか、「ダンス活動の時間を確保するために、土日休みで定時で帰れる仕事を選んでいる」とか、「遊ぶための給料が入ればいい」とか、自分の中で割り切っている人もいるかもしれませんが、僕はそれだと逆に自分の為に使う時間もなかなかうまくいかなかったり、身が入らなかったりしてしまうことも多いのではないかなと思ってしまいます。

 

人の役、社会の役に立てるということがお金に変わるべきだと僕は思うし、お金を得る為には、人の役・社会の役に立たなければならないという方が、自分の為の時間をさらに没頭できると思います。気の持ちようですね☺︎

 

だから、僕は、自分の好きなことを徹底的に追求する自分磨きの面と、自分自身がどうやったら人の役に、社会の役に立てるか(≒収入を得られるか)ということと、両方を考えていくことが必要だと思っています。

 

僕は、幸い、理学療法士という職業も、ダンサーとしての活動も、自分がやりたくてやっていることですし、ダンスの練習も、理学療法の勉強も、自分が突き詰めたいことがそのまま仕事と重なる部分があるのでとても幸せですし、だからこそこういう理想論的な言葉や思想が出てくるのかもしれません。

 

 

ただ、HIPHOPを通じて学んだことは、HIPHOPとは自己表現であり、それを持って社会にアピールし、社会を変えていけるということ、そして、HIPHOPに出会った僕らはそのパワーを持っているということです。

 

結局、ダンスが仕事かどうかとか、仕事が何かとか、収入がいくらあるかとかが大事なのではなくて、その人が“自分自身”を形成しているかどうかが大事だと思います。そして磨いた自分をどう周りに影響させているのかというところが次に向かうところかなと思います。

 

人からの自分への評価も欲しいし嬉しいけれど、自分が人の役に立っているかどうかが案外1番の生きがいだったりすると思いますし、趣味で自分自身を喜ばせることが、周りの大事な人たちも笑顔に出来るなら、そんな素晴らしいことはないと思うし、最終周りの人が喜んでくれることが幸せに繋がっていくんじゃないのかなぁとか思っています。

 

収入や時間、体力、人間関係、地域環境、

社会に出ればいろいろと考えなきゃいけないし、いろんな問題に直面するし、うまくいくことばかりではないけれど、その中でひとつずつ選択して、行動して、素敵なダンサーライフ、HIPHOPライフを送っていただければと思います!

 

また意見交換しましょう!

ではでは。