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ROUTE20 名古屋外国語大学 – INTERVIEW

 

2016年3月13日に名古屋市で開催された、2015-16シーズンの東海地区NO.1大学ダンスサークル決定戦『RAISE UP 2016』で優勝に輝いた「名古屋外国語&学芸大学 – ROUTE 20」5名のインタビューを掲載!並みいる強豪を次々と撃破し見事チャンピオンの栄冠を獲得した、大学生ダンサー5名の内面に迫りました!

 

LtoR…idonity / 武蔵 / みゆぽん a.k.a ChildFoot / MASANARI / 雪奈


 

– 優勝おめでとうございます!並みいる強豪を押さえ、見事 2015-16シーズンの『東海エリアNO.1大学ダンスサークル』に輝いた訳ですが、まずは優勝した感想をお聞かせ下さい。

 ・idonity (以下 i):今までクルーバトルも含め、ダンスバトルで優勝したことがなかったので、今回優勝する事が出来て本当に嬉しいです。

 ・武蔵 (以下 武):僕は、決勝に進んだ時点で「勝利への欲」が出ていました。バックフォローに沢山の仲間たちがいて、大好きな先輩、後輩と共に闘ったので、優勝が決まった瞬間の喜びはとても大きかったです。

 ・みゆぽん (以下 み):とにかく嬉しかったです。昨年、準優勝だった悔しさもありましたし、「ROUTE20が最強だ!」と言い続けてきたのに、結果で証明できずにいたので…学生バトル、最後の最後にこの『RAISE UP』で優勝という結果が出せて、後輩や仲間達に良い刺激を与えられたかなと思います。個人的にはまだまだなので、今後はもっと攻めていきます。

 

 

 ・MASANARI (以下 M):素直に嬉しいです。最近では、ブレイクダンス大学日本一決定戦『KING OF COLLEGE』もあって、無事に優勝して一段落した感じもありましたが、この RAISE UP は昨年の悔しさもあり、改めて熱が入った感じで…1バトル毎に勝てば勝つほど欲が出てきて決勝まで、高いモチベーションで臨む事が出来ました。最後に出場出来る RAISE UP で、ROUTE 20を優勝させる事が出来て本当に良かったです。

 ・雪奈 (以下 雪):今回、個人的に気持ちが空回りして出し切れなかった部分やスキル面などで反省点は多々ありましたが、『ROUTE20』をレペゼンして優勝出来たことを嬉しく思います。メンバーとバックフォローの支えは本当に大きかったので、皆には感謝しています。

 

 

– 本当におめでとうございます。今回は昨年までの「招待制」ではなく、予選からの出場で厳しい戦いも多かったと思われますが、印象に残っているバトルなどありましたら教えて下さい。

 ・武:僕が踊ったターンの音源はほとんど知らなかったのですが…準決勝の 愛知学院大学 SELFISH とのバトルで流れた「Back Up」という曲は唯一知っていて、しかも自分の大好きな曲だったので、テンションが上がりましたね。とても気持ちよく踊れたことを今でも覚えています。

 ・M:僕は全バトル覚えていますね。この RAISE UP で対峙したBBOY達は、同じチームメイトや、普段から仲が良いメンツがほとんどだったので、彼らとのマッチアップはかなり燃えました。

 

 

 ・雪:ベスト8の 名古屋学院 classics とのバトルが一番印象に残っています。このバトルに勝ったら全国大会へ行けるということもあり、メンバー全員で気合いを入れていました。一緒に戦っていた idonity、武蔵の後輩2人が、今まで見たことないような熱いムーブを出していたので、彼らの頑張りに感動すると同時に気が引き締まったことを覚えています。

 ・み:私も、名古屋学院大学 classics とのバトルは特に気合が入りました。昨年とはメンバーは変わっていますが、前回決勝で負けたので。そのチームと、今年は予選と本戦で当たれるとは…もはや “くされ縁” かなと (笑) 愛知学院大学 SELFISH, 名古屋工業大学 DFC とは過去に色々なバトルで当たっていた事もあり、こちらも個人的に気合が入ってました。バトルが上手いダンサーばかりなので気持ちで持って行かれないように必死で戦いました。

 ・i:私も、一つだけ上げるとしたら 名古屋学院 classics とのバトルです。私は昨年の RAISE UP のバトルには出場していませんでしたが、先輩達が決勝で負けたのを知っていたので「勝ちたい!」という気持ちがすごく強かったです。

 

 

– なるほど。昨年の雪辱を果たし、優勝に輝いたのはスゴいですね。昨年の大会では、決勝戦で惜しくも敗退されたとの事ですが、過去の大会での思い出などがあれば、是非お聞かせ下さい。

 み:私が、2年生の時に先輩たちが初優勝し…3年生の時は一年先輩の皆さんが再び優勝し、それを間近で見ていて「ROUTE20ってすごいな!」と思ったのをよく覚えています。この流れを止めたくなくて昨年初めて出場し挑戦しました。絶対的に信頼できる仲間と出て、準優勝に終わってしまったので、かなり悔しかったです。今回は本当に最後の挑戦だったので、絶対に負けたくなくて…気持ちを固めるのに必死でしたね。一緒に出たメンバーと、応援に来てくれた先輩, 後輩の声援に助けられ、決勝前のライバル達からの激励に奮い立たされました。皆には感謝の気持ちで一杯です。ありがとうございました。

 M:僕は2年生のころから先輩達と、この RAISE UP には出場していましたが、昨年までのルールである『ラウンド制バトル』( 5名が1ラウンドずつ戦い、3ラウンド先取したチームが勝利 ) の慣れない感じや、独特のプレッシャーで出し切れないバトルが多かったと反省しています。昨年は決勝まで上がりましたが最後に負けてしまって、本当に悔しかったです。ジャッジが下された瞬間に崩れ落ちたのを今でも覚えています。今年はまた新たなメンバーになり不安もありましたが、改めて一致団結して昨年のリベンジが出来て嬉しかったです。

 

– 今回の優勝に至るまでに、そんなドラマがあったのですね。受け継がれる思いと情熱…ダンスという共通項を持つ者が集まる “サークル” という集合体だからこそ共有出来る素晴らしさですね。

 

 

– ここまでお話を聞いていて、5名それぞれのお言葉から “所属サークルへの熱い気持ち” が強く伝わってくるのですが『ROUTE20』とはどういったダンス・サークルでしょうか?

 ・M:今年度は『The Best Family』をテーマに、OB, OGを含め、沢山のダンサーが家族のように楽しめるサークルを目指してきました。

 ・i:そうですね。ROUTE20は、現役生だけでなくOB等との繋がりも強いサークルだと思います。毎年1月に開催しているサークルのイベント『ROUTE BOX』には沢山の先輩方が足を運んでくださり、全く知らなかったOBの方々とも知り合えて、そこから仲良くさせて頂けているので、世代を超えた繋がりも強いと思います。

 

 

 ・武:あと僕が個人的に感じるのは、個性的な人が多いせいか、毎年独特な雰囲気を醸し出しているような気がしますね (笑)

 ・み:その個性の強さや、主張の強さが原因で、お互いにぶつかってサークル内で話し合いになる事もありますが…(笑) ダンス以外でもみんなで遊びにいったりと、みんな本当に仲良しですね。「ROUTE20 いいなあ〜」なんて言葉を聞くとついつい嬉しくなってしまいますね。

 ・雪:確かに、サークル内で揉めて話し合いになることもありますね…(笑) でも、それくらい “お互いのことを真剣に考えられる関係” って凄いなって思うんです。ROUTE 20 というサークルについて改めて考えた時に、そういった仲間達との関係を含め『人との繋がり』をとても大切にしている所が良さであり、一番の素晴らしい所なのかなと思います。この環境下で私自身ダンスを続けれていることに、とても感謝しています。

 

– なるほど。この RAISE UP でのバトルを拝見させて頂いた時に、メンバー同士の仲の良さや、サークルとしての結束力の強さを感じたのですが、その理由が垣間見えた気がします。

 

 

– 4月から新たな生活が始まる方もいると思われますが、ダンサーとして、一人の人間としての今後の展望などがあればお聞かせ下さい。

 ・i:学生ダンサー向けのバトルだけではなく、様々なバトルに挑戦していきたいです。また、名古屋のWAACK シーンの盛り上げにも貢献していけたら嬉しいです。

 ・雪:私は未だにバトルやショーケースで踊るのが得意ではないので、楽しめるようになりたいのが正直な所です。”自分らしさ” にもっと自信を持てるよう、今後も練習に励みたいと思います。

 ・M:僕は目指していた大学院に無事に合格しまして、今後は 愛知県立芸術大学 に進学し、デザイン、アートを更に突き詰めて、クリエイターとして成長していきたいです。ダンスに関しては、BREAKIN’を中心に精力的に活動していきたいと思っています。出る杭になっていくのも難しいことなので、地元三重、東海地区をレペゼンして、チームでの活動も、個人の活動もしっかりと頑張っていきたいと思います。

 ・武:僕は、昨年バンクーバーに留学していて、海外でも多くの “繋がり” を感じることが出来ました。現地で知り合った日本人ダンサーや、バンクーバーのダンサー達とも、ダンスを通じたコミュニケーションを今後も取っていきたいです。そして、サークルの仲間達や、一緒に練習している皆ともコミュニティーの輪を広げていけたら嬉しいです。

 ・み:私は4月から新社会人で、色々と大変になるとも思うんですが、しっかりと両立してダンスの活動をしている先輩を見てきているので、忙しさなどに負けずに今後も挑戦していきたいと思っています。愛知レペゼンで、”BGIRL活動” もビシビシ頑張ります。

 

 

– 皆さんの今後の更なるご活躍を期待しています。まだまだお聞きしたい事があるのですが、最後にこの記事を読んでいるサークルの後輩や、大学生ダンサーにメッセージをお願いします。

 ・i:私はまだ学生生活が続くので、今後も ROUTE20 をレペゼンして、お互いに刺激し合いながら皆と一緒に頑張っていけたらと思います。皆で楽しみながら高め合っていきましょう!

 ・武:自分達の所属するサークルに誇りを持って、これからも皆でダンスを楽しんでいきましょう!

 ・み:バトルやイベントにどんどん行きましょう!経験を沢山積めるし、そこでまた新たな発見や繋がりも出来ると思うので。ダンスを続ける事は時間もお金もかかるし、悩む事も沢山ありますが、得られるものも本当に大きいと思うので、今後もダンスライフを楽しんでください。一緒に頑張りましょう!

 ・雪:自分のダンスを信じて踊り続けてください!そして、周りにいる仲間を、繋がりを大切にして下さい。

 ・M:とりあえず楽しんで下さい!僕は、大学生活を全力で楽しみました。今振り返ると全てが最高の時間でしかないので、掛け替えのない時間を大切にしてください。そして、沢山の友達と感覚を共有して、有意義な時間を送ってください。目に見えるもの、耳で聴こえるもの、肌で感じれるもの全てに感動しまくってください!

 

 

– 先輩から受け継がれた熱い思いと情熱を胸に、東海地区大学ダンスサークルの頂点に輝いた5名。ダンスという自己表現を通じて得たその経験を糧に、若き才能が更なる飛躍を遂げることに期待したい –

PHOTO : HRK
TEXT EDIT : SOUL CITY NAGOYA