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REVIEW – WDC 2016 KIDS TOKAI ELIMINATION

 

国内最高峰のストリートダンスバトル「WORLD DANCE COLOSSEUM」通称 ”WDC” キッズ部門の東海予選大会が、2016年3月6日(日) 名古屋市中区の pineapple studio 千早にて開催された。

 


 

全国的に盛り上がりを見せるWDCキッズ2ON2部門、2016年シーズンが東海予選を皮切りにスタート。新シーズンの開幕戦に相応しく、全国から総勢46組, 92名の若きダンサーが参戦。東海地区代表の座2枠をかけ、予選ラウンドからハイレベルな戦いが繰り広げられた。

 

 

審査員4名の厳正な審査により、全出場チームから上位16組が選出される予選ラウンド。昨年までの東海予選大会では多く見られなかった KRUMPや、HOUSEといったジャンルのダンサー達の出場と活躍も目立ち、序盤から白熱のバトルを展開。予選ラウンドから熾烈な戦いが繰り広げられた。

 

 

激戦の予選をくぐり抜け、ピックアップに上がったのは以下の16チーム。全国にその名を轟かせる強豪チームや、地元東海エリアを背負い予選を勝ち進んだチームなど、様々な顔ぶれが出揃った。

・BlowR.S
・eden
・DOPE
・DUMBO
・Lin&Micro Twiggz
・marble
・PRAISE
・R & M
・RED HIPS
・SAVVY
・SPAICYな小学生
・TSUMAMI
・Y+S
・エンジェライズ
・ソラっすけ
・わらびもち
(AtoZ)

 

 

この日のハイライトとなったのは、ベスト16バトル『DUMBO vs R&M』。審査員も頭を抱えるほど拮抗した一進一退の攻防の末、延長ラウンドが繰り広げられ、そこで『MIMI (DUMBO)』が音楽とリンクしたスーパームーブを披露。会場を大いに湧かせ、この日一番と言っても過言ではない程の歓声を集めた。その後も幾度となく実力者同士によるバトルが勃発し、見守る観戦者のボルテージも更に加速。最高潮の盛り上がりの中、トーナメントは展開されていった。

 

 

今回の「WDC 2016 KIDS TOKAI」では、ベスト8以降のバトルの合間に “SPECIAL EXHIBITION BATTLE” も開かれ、その超絶ダンスは会場を大いに湧かせた。歴代のWDC FINALでも活躍し、今や全国で活躍し続けるティーンズ・ダンサー達が、その名に恥じぬ名バトルを繰り広げた。

 

 

本編の2ON2バトルでは、ここまでの予選を勝ち抜いてきた決勝バトルに駒を進めたのは、他地区から遠路参戦し、東海予選のシード権を狙う「DOPE」と、”東海&東北” の地域を超えたコンビ「Y+S」の2組。「Y+S」はそれぞれの持ち前のハイスキルに加え、音楽とフィーリングの絶妙なバランスを保ち、バトルを自分たちのペースに巻き込んでいった。対する「DOPE」は、HIPHOPならではの重く深い”ノリ” と、その豊かな表現力などを武器に応戦。決勝戦に相応しい見応えのある戦いとなった。

 

 

両者ともその高いポテンシャルを遺憾なく発揮し、結果が全く予想のつかない程の接戦となったが、終始自分たちのペースを維持し会場を魅了し続けた『Y+S』が勝利し、見事2016シーズンの「WDC 2016 KIDS TOKAI ELIMINATION」チャンピオンに輝いた。FINAL 出場シード権を獲得した『Y+S』『DOPE』の2組には会場から大きな拍手と歓声が送られた。

 

PHOTO : HRK
TEXT : SOUL CITY NAGOYA


 

■ WDC 2016 KIDS TOKAI ELIMINATION:Result

 

優勝 : Y+S (優弥, SORA)
準優勝 : DOPE
ベスト4 : ソラっすけ / Lin & MicroTwiggz
ベスト8:SAVVY / eden / エンジェライズ / DUMBO