1. HOME
  2. 特集
  3. REVIEW | GATE 2022-23 1st STAGE

REVIEW | GATE 2022-23 1st STAGE

 

2000年代初頭に定期開催され、東海地区のダンサーから厚い人気と支持を集めたダンスコンテストの記念すべき復活回!『GATE 2022-23 1st STAGE』で審査員を務めた daft (masahiro / UC) の総評を掲載!

 

LtoR…masahiro / UC


 

 

– 全体の感想

自分がもっていた GATE のイメージを思い出させてくれる空間で懐かしい気持ちになりました。20年前を知らないであろう人達が挑戦し、その空間をつくっていることがとても感慨深かったです。

 

– 印象に残ったダンサー / チーム等 (敬称略)

SOLO 部門では、オシュリ エナジー溢れるダンスを上手くコントロールできていて伝える力を感じました。KIM 自分の表現に自信をもっていて、人とは違う切り口で攻めているところが印象的でした。MIRAI 音楽の力を受け開放していくダンスはとても印象的でした。

TEAM 部門では、A.R.E.S は、高い技術と個性で圧巻のパフォーマンスでした。今回の出場者の中では、1つも2つも抜け出ていた印象でした。swing girls は、個性を感じる 90s hiphop スタイルで凄くカッコ良かったです。これからの可能性を感じるダンスでした。

 

– 出場ダンサーにメッセージ

共に競い合える、共に上を向き合える、そんな仲間や空間を大切に、チームダンスという環境、そしてソロコンテストをここからも盛り上げていってください。

 

 

 

– 全体の感想

20年近く前に存在したコンテストの復活に感慨深い想いを感じるオーガナイズ & ジャッジたちと、その頃にはまだダンスもしていないフレッシュなエントリー者たちで『過去から現在、そしてこれからの未来』が混在したとてもレアで貴重な空間でした。そして、新しいイベントの初回開催に様子見をせずに、エントリーしてきた全員にリスペクトを送ります。

ソロ部門は1人で1分半を飽きさせずに見せ切る作品力が必要だと感じました。点数的にかなり混戦で、飛び抜けた人がいなかった印象です。チーム部門は、単純にチームダンスって良いなぁと感じられました。入賞チームは頭ひとつ抜けていたし、優勝チームはさらに頭ひとつ半抜けていたと思いました。

ただ、どのダンサー、チームにもそれぞれの色、輝きを感じられる瞬間があったので、そこを尖らせまくっていってほしいです。

 

– 印象に残ったダンサー / チーム等

今はまだ全員の印象が残っていますし、個別で聞かれればなんでも感想は答えられます。なので、ここでは簡潔に。“ジャッジ独自着眼点” が高得点だったのは、SOLO 部門:YUITO / オシュリ。TEAM 部門では、いんちきCherry / A.R.E.S です。惜しくも入賞はできなかったけど僕の点数で及第点だったのは、ソロ:Roki / kanta。TEAM 部門では、BABY BOYS です。

– 出場ダンサー等にメッセージ

勝負の場だけがダンスではないのはもちろんですが、勝負の場での緊張感を経験、乗り越えることは表現者としての厚みを少しずつ増せると僕は考えています。僕は楽しいからダンスを続けていますが、自分が楽しく踊るダンスと、人に何かを伝えたいダンスは、共通する部分もあるにせよ、相違する点もあると思います。『自分が表現したいこと、感じていること、信じていることをどうやってカタチにするのか?』たくさん頭と直感を使い、身体を動かし、五感をフル活用して自分たちの表現を磨いていってください。そして、GATEは今後も定期的に開催されますし、”チーム JUDGE という独自観点” では、平均点では炙り出されない埋もれた才能が光る可能性が高いと思うので、尖りまくった皆さんこそ是非チャレンジしてください。出場者達の今後の更なるチャレンジを期待しています。

 


 

■ 7月22日(金) 『GATE 2022-23 2nd STAGE』開催!

新たな形で復活し19歳以上のダンサーを対象に盛り上がりを見せる、2000年代初頭から開催されてきた人気ダンスコンテスト『GATE』のシーズン第二戦が、7月22日(金) 名古屋市中区にある CLUB LOVER;Z にて開催!