REVIEW | MAST☆R’Z vol.6 JUDGE’S COMMENTS
2月27日(日) 名古屋市東区にある STUDIO ONEWAY NAGOYA にて開催された、中部地区の高校生以下のダンサーを対象にしたダンスバトル『MAST☆R’Z 2021-22 SEASON vol.6』の審査員総評を掲載!
LtoR…おちょぼ / baanintatsuya / yuta the psycho / GohRie
– バトル全体の感想
久しぶりにマスターズのジャッジをさせていただき刺激を受けた同時に、長く続いているイベントですので、小学生だった子が中学生になっていたりと時の流れと皆さんの成長を強く感じました。
小学生部門では見たことない子が多く、とても新鮮に感じました。特に B-BOYのレベルの高さに驚きました。バトルする事を楽しんでいて、ドラゴンボールのサイヤ人のようでした。(笑) B-GIRL の人口がかなり増えていることも感じました。人口の増加はシーンの盛り上がりにつながると思うので、ぜひ続けてほしいです。
– 印象に残ったダンサー、バトルなど (敬称略)
OVER CLASS の 準決勝 で行われた B-BOY 同士のバトルは、本当に良いものを見せていただきました。まさにスタイルウォーズ。この日のべストバウトです。
Meari の質感も素晴らしかったです。以前見た時から爆上がりしていました。あのレベルは同じ POPPER だからこそわかる努力量を感じました。そして成長も感じる事ができ、素晴らしかったです。
TOP CLASS 1回戦の1試合目はかなり悩みました。HIPHOP の momoka も印象に残ってます。バトルと考えると少しパワーが足りなかったかもしれませんが、とてもナチュラルな踊りで引き込まれました。2試合目に見た B-Boy の二人もかなり良かったです。あのスタンスを貫いてほしいです。
優勝した ライト は最高でした。Meari とのバトルでは、引き出しの多さとバトルスタンスがめちゃくちゃ格好良かったです。NANANE も昔から上手いですが、年々余裕と遊びがムーブの中で昇華していて素晴らしかったです。
他には、BabyGirl krow / Mei / 名前を思い出せませんが、Houseの多治見の女の子 が個人的に印象に残っています。
– 出場ダンサーなどにメッセージ
今回ジャッジさせていただき、改めてマスターズは、本当にレベルが高いバトルイベントだと感じました。だからこそチャレンジし続けてください。
負けて心が折れる瞬間や悔しい思いをすることもあると思いますが『楽しむ』ことを忘れず、”過程と自分の美学を大事にしながら” 勝つことを目指してください。自分も頑張ります。ありがとうございました!
– バトル全体の感想
とても活気があり、素晴らしいバトルを沢山見ることができました。
– 印象に残ったダンサー、バトルなど (敬称略)
全体を通して、B-BOY, B-GIRL が非常に印象的でした。出場ダンサー全員から、それぞれにもつ魅力や可能性を感じました。希望あるダンサーしかいなかったと思います。
– 出場ダンサーなどにメッセージ
ジャンルやスタイルといった概念を飛び越えるようなダンサーになって欲しいです。『大切なのは自分自身』なので、自分の心の内側に向き合ってみて下さい。本当にありがとうございました。
– バトル全体の感想
小学生部門、中・高生部門ともにレベルが高いと思いました。出場した全員から才能と将来の可能性を感じることができました。
– 印象に残ったダンサー、バトルなど (敬称略)
FloorRec と、名前が分かりませんが中・高生部門のワープがとてもキレイなB-BOY が、とても印象に残ってます。
– 出場ダンサーなどにメッセージ
僕と一緒に写真を撮ってくれた皆さん、ありがとうございます。バトル後にブレイク以外の子で総評を聞きに来る子は、他のジャンルの考え方も参考にしたいのかなと思い、僕なりに個々に合った必要だと思う事をコメントさせて頂きました。みんなに共通して言えるのは『練習を沢山すればうまくなります』ただし、”自分はどの様なスタイルで踊りたいのか?” そして “その為にはどのような練習をするのか?” “自分にどのような練習が必要なのか?” を考えて練習すると更に優れた練習ができ、自分が目指す場所に近づくことが出来ると思います。あとは絶対に楽しむこと。楽しいと思えることを継続すること。そして、僕とまた写真を撮ること。それだけです!僕と写真を撮るのが一番大事です(笑)そしたらダンスうまくなります(笑)
僕もみんなとまた一緒に写真を撮れたりする日が来るまで必ず続けるので、みんなも辞めずに続けてください!以上です。ありがとうございました!
– バトル全体の感想
非常にレベルが高く、ワクワクしながら見させていただきました。素直なバトルが多かったです。個人的には『音が取れているか?伝わるか?』を先に見てから『自分のダンスをしているか?バトルを楽しんでるか?』を見ます。ですが、それを覆すジャッジをしたときは、心が素直に反応したということなので、”素晴らしいエナジーを発した人” を選んでいます。
UNDER / OVER CLASS は、まだ自分のスタイルが確立されていない中で、模索しながら純粋に踊りに向き合っている感じがとても良かったです。
TOP / SUPREMACY CLASS は、一回戦から甲乙つけがたく、苦しかったです。バトルをする場があることで、経験を積み、相手からエナジーをもらい、お互いを上げ合っているのが分かりました。レベルが高く、常連組がバトルのジャッジの好みや、調子に左右されて毎回結果が変わっているのだと思いますが…それ故に「慣れすぎて手を抜いているように見える瞬間」があると、ジャッジの気持ちは冷めてしまいますね。スタイルに関係なく、バトル中は熱くいて欲しいものです。
あとは、私自身のジャンルなこともあって、LOCKER が少ない!切ない!が一番の感想です。フリースタイルの曲でもLOCKは踊れますから!笑
– 印象に残ったダンサー、バトルなど (敬称略)
トーナメントに進出できなかったダンサーの中だと、
まず UNDER CLASS では、ゆいん / チェックシャツのB-BOY / アフロの女の子 / 白Tに背中にお花のプリントの子 は、印象に残っています。OVER CLASS では、hinata / 茶色パーカー (HOUSE) / 青パンツ (POP) / のん / ニットの子(2回戦、私が見たAサークルの子)/ Arisa
トーナメントに進出した子たちは、みんなすごく良かったですが、特に KO_REN のエナジーが半端なく良かったです。とても格好良かったです。あとは、ANJIが素晴らしかったです。面白いことをやるダンサーですが、これからに期待が持てるなと更に感じました。
– 出場ダンサーなどにメッセージ
結果はただの評価です。縛られることなく、自分の「好き!かっこいい!」を突き詰めてください。人の目を気にするより、自分に集中して、楽しんで成長してくださいね。これからも皆さんの成長と頑張りを楽しみにしています。今日はありがとうございました!