JUDGES COMMENTS – MAST☆R’Z vol.1
2016年3月29日(火) 名古屋市中区の pineapple studio 千早校で開催された中学生以下のダンサーを対象にした年間ポイントランキング・バトル『MAST☆R’Z vol.1』の審査員4名の総評を掲載!総勢100名を超えるダンサーが出場した激戦のバトルを審査員4名がそれぞれの観点で振り返る!
LtoR…Koolspike / RINKA / HANA / NAOYA
– 全体の感想
自分のジャンルではない曲がかかった時に、その曲に対応出来ている子が勝ち上がっていたと思います。特に TOP CLASSを優勝した『MITSUKI』は、それが出来ていたと思いました。あとは、基礎があまり固まっていない子が多かったとも感じました。基礎が出来ていないと基礎以上の事をやろうとした時に崩れてしまう事もあるので、基礎はしっかり練習して欲しいと思います。あと今回は、楽しそうに踊ってる人が多くて、審査していて僕自身もとても楽しかったです。
– 印象に残ったダンサー, バトル等
UNDER CLASS に出場していた『杏樹』の決勝1ムーブ目には度肝を抜かれましたね。繊細な音まで拾っての音ハメは凄かったです。あと、OVER CLASS で出場していた『GENTO』の予選ラウンドでのムーブは、この日見た踊りの中で一番印象に残っています。グルーヴもあって、とても良かったです。
– 出場ダンサーなどにメッセージ
ジャッジコメントでも言ったことですが、結果は勿論大切なのですが…それよりも、自分の理想の踊りを出来たか否か? バトルが楽しかったか? バトル後に後悔しなかったか? というところの方が大切だと個人的に思っています。なので今回、自分の踊りに納得出来なかった子は次のバトルでは結果じゃない部分も意識して踊ってみてください。ありがとうございました。
– 全体の感想
私がダンスを始めた頃や、小さかった頃に比べたら皆さん本当にすごく踊れてて上手でした。特に、UNDER CLASS の皆さんのパワーがすごかったですね。今回ジャッジをさせて頂いて、自分にとっても素晴らしい経験になりました。ありがとうございました。
– 印象に残ったダンサー, バトル等
強く印象に残っているのは、OVER CLASS に出場していた『KOHANA』そして、TOP CLASS の『MAYU』2名のHOUSEダンサーですね。2人ともナチュラルで、かっこよかったです。UNDER CLASS を優勝した『杏樹』のパッションも素敵でしたね。
– 出場ダンサーなどにメッセージ
私は、自分の中での「コレ!」という強みを大切にしながらダンスをしています。皆さんも、そういった自分にしかない感覚を大切にしながら踊ってくれたら嬉しいなと思います。皆で一緒に高めあっていきましょう。ありがとうございました。
– 全体の感想
東海エリアのキッズダンサーや、バトルのエナジーを感じる事が出来てよかったです。純粋に、楽しそうに踊っている皆の姿がとても素敵でした。
– 印象に残ったダンサー, バトル等
魅力的なダンサーは沢山いましたが、その中でも個人的に印象に残っているのは『GENTO』『青空』『MAYU』です。UNDER CLASS の『杏樹』のダンスも素晴らしかったです。
– 出場ダンサーなどにメッセージ
バトルだから『勝敗』はついてしまうけど、”自分の中で大切にしている事” を明確に身体で表現出来るように練習に励んでいきましょう。共に頑張っていきましょう!
– 全体の感想
自分が生活しているこの東海地区で、まだ見たことのないキッズがこんなにも沢山いて、皆でバトルの場を共有できた事をとても嬉しく思っています。また、大人とは違うキッズにしか持っていないアグレッシブなパワーを多く見れて、とても刺激を受けました。ただ全体を通して見た時に、東海地区にLOCK DANCER が少ないのかな?とも思いました。もっとLOCKIN’ のシーンを盛り上げる為に、僕ら世代でも行動を起こす必要があるのかなと再確認させて頂けた一日でした。
– 印象に残ったダンサー, バトル等
僕の中で一番印象に残っているのは、TOP部門優勝の『MITSUKI』です。結構前から同じバトラーとして知っていたのですが、ここ一年くらいで加速度的にグングン上達していて驚きました。かかった曲に対して自分から常にナチュラルに入り込んで、自分の身体の中で音を消化している様に、脱帽しました。また、UNDER部門優勝の『杏樹』もよく音を聴いていて、自分の表現したいことを純粋にダンスを通して伝えることが出来ている点にとても感心しました。まだ小学2年生なんてびっくりですね。良い意味で、今後が恐ろしいです。(笑)
– 出場ダンサーなどにメッセージ
今はまだ身体も成長段階で「何をしたら自分のダンスが良くなるのか」「どうしたらバトルに勝てるのか」など、難しいことが沢山あると思います。でも、純粋にダンスを心から楽しんで、それが生活の一部に自然となっていくことが出来るのであれば、それこそが一番素晴らしい事だとも思います。踊りたくてしょうがない気持ちや、曲を聞いて自然に身体が揺れている感覚など、練習では培えない精神的なスキルを小中学生のみんなにも大切にして貰えたら嬉しいなと思います。今回のイベントを通して、皆さんの素晴らしいダンスから沢山のパワーを頂きました。本当にありがとうございました。
PHOTO : TANA
TEXT EDIT : SOUL CITY NAGOYA