REVIEW | MAST☆R’Z 2023-24 SEASON vol.2 – JUDGE’S COMMENTS
7月31日(月) 名古屋市中区にある CLUB LOVER;Z にて開催された、高校生以下のダンサーを対象にしたダンスバトル『MAST☆R’Z 23-24 SEASON vol.2』審査員総評を掲載!
LtoR…SusumeSpaniel / オシュリ / YouKey / MAStA7R1
– バトル全体の感想
東海で活躍してるダンサーが集結していて、層の厚さを強く感じました。
– 印象に残ったダンサー, バトル等 (敬称略)
名前はわかりませんが、僕が予選でタッチした小さいBboyの子 / pichoddのTシャツ着てた子。そして、Kid Loopz / Meari / Toa / SAHONA / YUIKA / Addiction / ShiN / ANON & Mii / TanaKawa は、特に印象に残っています
– 出場ダンサー等にメッセージ
まだ若いので個性が弱いことは仕方ない事ですが、どうしても『誰かがやっている(勝っている)スタイル』に近づけるコンテストに見えてしまいます。技の技術で競うならば、音は後付けで良いしスポーツをやった方がより厳正な結果が出ると思います。僕はダンスは自己表現以外の何ものでも無いと思っているので、見ていて観客が沸き立ったり、ワクワクするダンスに魅了を感じます。それが出来ているダンサーは数%しかいなかったので、今回結果的には負けてしまったダンサーもまだ全然どうにでもなるので視野を広げて、自分を信じて引き続き頑張って下さい。今日はありがとうございました。
– バトル全体の感想
全体的に見ていて正直に楽しかったです。皆さんに言えることなのですが、まずバトルであの空間に一人で前に立って踊る事に自信と誇りを持って欲しいです!一歩踏み出す事がどれだけ大変で難しい事かは私も身に染みて分かります。だからこそマスターズに挑戦した全員に私はリスペクトを贈ります!
どんな結果でも、審査員が変われば結果も変わるというその中で “自分のダンスや表現に説得力を持たせる” 為にも、これからも挑戦して頑張って下さい。
– 印象に残ったダンサー, バトル等 (敬称略)
印象に残ってるのは、UNDER CLASSだと 穂音 は周りとバトル経験の差がやっぱりありました。バトル中ではなく、相手が踊ってる時、音が変わる瞬間など目線や集中力がずば抜けてました。
ひなと もスキル高くてかっこよかったです。白黒の水玉のセットアップのb-boy の子 も、HIPHOPの曲で1番に出てきて格好良かったのと、LOCKの せいしろう も上がれなかったですが、正直とても悩みました。あと凄く目を見て踊ってた女の子が印象的でした。
OVER CLASSでは、i-ROHA / Kohane が予選から安定してました。黒のキャスケットの細身のwaackの子 も印象に残っています。
TOP CLASSでは Meari が、予選から一番格好良かったです。SENA / RAIA は対面時での爆発力に比べるとサークルの時には調子の波が出てしまうのかな?と思いました。とても良かったのですが、もう一つ上のギアがあれば更に良くなると感じました。
決勝戦の1ラウンド目の いと は落ち着きと爆発と良い感じに調和されていて、心地よいダンスでした。決勝戦の2ラウンド目では、それを飲み込むダンスをしていた U-MI も印象に残っています。POPの 奏翔 も良かったです。
SUPREMACY CLASSでは、全体的に惜しいなって箇所が何度かあって、悩むことが多かったんですが…でも審査員が違ってたら結果全く変わってたと感じる程、僅差だったと思います。
HIKA SunFlower は安定に上手くてかっこよかったです。ANON は、もう一つ爆発できる何かがあったら更に良い結果を出していたのでは?と感じました。LOCKの MOENO は、LOCKのスタイルが綺麗なので、見ている人に高揚感を与えたり、見ている人の感情を揺さぶる何かを安定して付け加えれるようになると更に良くなると思います。
– 出場ダンサー等にメッセージ
2on2は、2人の個人スキルは勿論のこと、持ち合わせてたチームが上がってると思いますが、私個人的には2人の中の空気感や呼吸が出せてる方を挙げさせてもらいました。ルーティンの事を少し話しましたが、そのルーティンが結果を左右させる事も沢山あります。やるならやり切って自分たちのチームカラーを押し通して欲しいと感じました。
1on1は、よく言うのですが、サークルと対面での見せ方はや経験から来るものが大きいのかなと思いました。1つのサークルに多くて20人程いる中でダンスを見るので、技術力に差がないと記憶に残る子が選出されやすくなると思います。約45秒の情報量や個技のスキル、パッションをどう自分の武器にするのかを考えてみると面白いと思います。
私も皆さんと変わらないくらい現在進行形で挑戦している側なので、共に挑戦して切磋琢磨できる横や縦の繋がりを大切にこれからもダンスを楽しんで欲しいなと思いました。
素敵なダンスを見せて下さってありがとうございました。
– バトル全体の感想
コロナ禍の時は前半後半に分かれていたのが、今回はコロナ禍前の全部通しになり、活気が戻ってきたと感じれました。みんな思いっきり踊っていて、こちらもエナジーもらいました。
– 印象に残ったダンサー, バトル等 (敬称略)
UNDER CLASS では準優勝の ひなと がとても良かったです。リズムキープがとても安定していて、かつ音楽の変化に合わせて踊りを変化させていて、とても感心しました。のの もとても格好良かったです。3年生であそこまで音楽を聴けて雰囲気も出せるのは驚きでした。
OVER CLASS では Kohane が渋い踊りをしていて良かったです。このまま POPPIN’ の良さにハマって欲しいです。緋莉 も流石の安定感でよかったです。
TOP CLASS では Meari の存在感が異質でした。戦ってる要素が他と違うというか、マイノリティを突き詰めているので、特に目立ちました。
SUPREMACY CLASS では 舞空=a が目を引きました。結構似てるタイプのヒップホップの子が多かったのですが、とても個性的で良かったです。
– 出場ダンサー等にメッセージ
たくさん遊んで、たくさん感動して、たくさん刺激を受けて、それをダンスで表現できるように、色々な経験をしてください。あと宿題もがんばりましょう (笑) 今日はありがとうございました。
– バトル全体の感想
スキル・ファンデーション共に合わせて整っていて上手なダンサーが多かったです。音楽に乗ってるのか、踊らされてるのか。勝つために大ぶりな動きが多くなってる人が多かったようにも感じました。良い面もあればやり過ぎだなと感じる所もあるので、良いバランスを自分のスタイルに合わせて見つけれると良いなと思います。
– 印象に残ったダンサー, バトル等 (敬称略)
ShiN / i-ROHA / いと / SENA / Toa / HIKA SunFlower / Kid Loopz / ANON / SERU は、個人的にとても印象に残っています。あと名前がわからないですが、黒い服のハウスの女の子と、ハウスを踊っていた小6の子 も強く印象に残っています。
– 出場ダンサー等にメッセージ
音楽とどのように関わっていくか、その場の即興的な瞬間に対してどう反応するかという事も少しづつ考え、想定していくと、普段のレッスンやセッションにも厚みが増すかと思います。ダンスバトル楽しめてる人は、そのまま突き進んで下さい。そして『自分らしさの追求』も忘れずに!
ダンスはバトルなどの結果が全てではないので、みんながそれぞれに長く続けていけるモノにして言ってくれたら嬉しいです。ありがとうございました。
■ 9月30日(土)『BOUNCE TO SLIDE』開催!
中部地区で活動する全ての学生ダンサーを対象に、盛り上がりを見せた音楽テンポ別ダンスバトル『BOUNCE TO BOUNCE』&『SLIDE TO SLIDE』が合体した特別企画が、名古屋市東区にある STUDIO ONEWAY NAGOYA にて開催!