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REVIEW | T.A.C.D BATTLE vol.2 – JUDGE’S COMMENTS

 

7月10日(土) 名古屋市東区にある STUDIO ONEWAY NAGOYA にて開催された、中部地区の大学生, 院生, 専門学生, 22歳以下の社会人ダンサーを対象にしたダンスバトル『T.A.C.D BATTLE 22-23 SEASON vol.2』審査員総評を掲載!

 

LtoR…Klowd a.k.a Lil Naked / ハルナインティー / 岡 / on my own way


 

 

 

– 全体の感想

音の聞き方が独特だったり、個性的だったり、熱量が高かったりと様々なダンサーがいた印象でした。その中でも平均値やポテンシャルが高いメンバーが勝ち進んでいる様に感じたのが正直な感想で、ベスト4から決勝は正直優劣の付け難いバトルも多かったです。負けてしまったメンバーの中でも光る武器を持っている人もいたので、それに気付けて更に磨く事ができたら、今後はもっとカレダンも学生シーンも盛り上がっていくのではと思います。

 

– 印象に残ったダンサー / バトル等 (敬称略)

2on2 open 決勝の シド + YUTO a.k.a BUSTAcrossingstepa のバトルはめちゃくちゃ痺れました。1on1のバトルでもぶちかましてましたし、ルーティンもそうですが学生バトルとは思えないくらいハイレベルでお互いのチームが呼応し合うような形になっていて今大会のベストバトルだと思います。

Roki / デルタ400の2人 / みえどら / カヌーン / 希空 / Lady Loopz / Rin は特に僕の中では印象的でした。他にも印象に残っている人いるので、また皆さんと話せたら良いなと思います。

 

– 出場ダンサー等にメッセージ

勿論勝ち負けも重要なポイントだとは思いますが、自分が楽しめるかがなんだかんだで1番大切だと思っています。

スキル面で言うと基礎力・ミュージカリティ・質感はどのジャンルにおいても必要な物だと思うので練習してもし足りないくらいやって良いと思います。
また、ムーブ内での遊びは僕の中では必要なものだと思っていて、抜き感だったり表情、余裕感の演出だったりと様々ですが、トライしてみても面白いんじゃないかなと!ダンスが好きな人程上手くなってくと思うので、好きになれる事を沢山していくのが1番なのではないかなと思います。めちゃくちゃ良い刺激貰ったんで、僕も頑張ります。また会ったら話しましょう!

 

 

 

– 全体の感想

出場された皆様お疲れ様でした。久しぶりに学生の皆さんのダンスが観れてとても楽しかったです。知ってる子よりも知らない子の方が多かったような気がします。まだまだ沢山バトルにも挑戦するダンサーがいるのだなぁと嬉しく思いました。

全体的に自分のダンスに集中しすぎてるイメージありました。バトルなので相手ありきのものだと思います。もっとそういったところにもフォーカスして、ジャッジに対してというよりも対戦相手、サークルにいる全員に対してバトルするっていうのがあると、もっと良いダンス出てきそうかなと思いました。

予選サークルで、音の様子をみて待っていたり最後に踊りたくてなかなか出てこないなどテンポ良くいかない場面が気になりました。みんなが出ない時出たら逆にチャンスだと思うのでどんな音にでも反応できる人が、ダンスできる人が勝てると思いますし目を引くし印象に残ります。

 

– 印象に残ったダンサー / バトル等 (敬称略)

名前が分かりませんが、クランプの赤いTシャツ着ていた人。どことなく個性が滲みでてるような雰囲気のある子だなぁと思っていました。今後がとても楽しみです。

 

– 出場ダンサー等にメッセージ

レベルもバラバラでしたが互いに無いものがあるのでそういったところはリスペクトしあってそれぞれが自信を持って続けていって欲しいです。

HIP HOP の子達へのアドバイスとしては格好良く踊ることをもっと意識してみてほしいです。リズム取り、ダウンひとつで沸かせるぐらいのシルエットの良さとかもっとこだわってほしいです。HIP HOP は自由でいいのですが自分のカラーをもっと濃くするためにも自分のシルエット、雰囲気、ノリを極めまくってほしいです。

ただ練習会で踊り合うのもいいし鏡に1人で向き合うもいいしクラブに踊りにいくでもいいし色んな方法試して色んな人のダンスも観て視野を広げて自分の好きなHIP HOP DANCE がなんなのかをもっと明確にして極めてください。相談があれば会いに来てください!もっと私もみんなとダンスしたいですし色んな現場で会えたら嬉しいです。

 

 

 

– 全体の感想

1on1に関して音楽ジャンルで分かれていて部門が多かった分それぞれに良さがありましたが、一貫して自身で選んだ音でいかに自分を表現して踊り切れるのかが大事だなと感じました。俗に言う〃主ジャンル〃の部門であれば、まず気持ちよく踊れる大前提。培ってきたダンス力発揮されるし余裕さを感じる人かっこいいです。3部門ともそこを貫いてきたみんなが上がっていったと思います。

ただ個人的には俗に言う〃他ジャンル〃向けの音であってもそこに挑戦したりする姿はよりかっこいいし、新しいものが生まれる瞬間だったりもするのでもっと見たかったなと思いました。

2on2は2人のダンス力に場の空気を持ってくセンス、互いにリスペクトして補い合いながらも上げ合いがはっきり見えたチームがやはり完成されてるしカッコよかったです。2人揃って出てきた時の空気感ですね。

 

– 印象に残ったダンサー / バトル等 (敬称略)

一番印象強かったのは浜松からの crossingstepa です。個人的に一番チーム力というか仲間感あって、2on2してたし、場を回して相手とも上げあっててイケてました。SEIYA は FOUR ON THE FLOOR でも優勝。AOI も独特の感性とセンスが光る踊り。2人とも貫禄させ感じる余裕感さすがでした。

W優勝の シド は今飛ぶ鳥を落とす勢い。群を抜いてたし文句なしにかっこいい。ノッてました。もちろん皆ダンスやってく中でそれぞれ乗り切れる部分も乗り切れない部分あって出てくるかと思うけど、やはりどんな場面でも乗り切れた方がいい。シド は圧倒的ダンス力とカバー力で全て乗り切れてました。

相方 YUTO a.k.a BUSTA も見る度に黒くなっていくし生き様が踊りに出てる。HIPHOPしてるなと。今も勿論だけど、これからまたさらに進化していくだろうなと感じました。ちびどれん の2人も良かったです。

また FUNKY BREAKS での FEMALE LOCKER の活躍目覚ましかったです。希空 / みほし / YUZU それぞれのスタイルで唯一無二。そんな中での優勝 カヌーン。女性らしいしなやかさの中に光る音取りのセンスと説得力のあるLOCK DANCE 流石でした。みえどら もしっなり爪痕と傷痕を残せてある意味優勝です。笑

FOUR ON THE FLOORでは、準優勝 つじ がダークホースの大健闘でした。音がかかったら真っ先に出る姿は勝ち負け関係なくカッコよかった。NICEです。Rin もナチュラルなグルーヴで魅せる足捌き素敵でした。

2on2では ののとあこ がしっかりとしたベースの上に自身のジャンルレペゼンしてたのが魅力的でしたBEST4以上に上がった組は個人でもしっかり魅せれるだけじゃなくチームとしても上げ合ってバトル出来るメンツだったなと。2on2の醍醐味ですね。NEWBIE優勝の デルタ400 もOPENで出ても申し分ないかと思うのでぜひ高みを目指して欲しいです。

 

– 出場ダンサー等にメッセージ

学生バトルとか主流になってきてますが、学生同士で向き合ってアツくなれるのも今のうちなので、ぜひこれからも続けていく中で一緒に楽しめるメンツ見つけて仲間なって遊んでダンスしていって欲しいなと思います。そしてダンスはやはり音楽あってこそ。ダンスも音楽もジャンルとかにあまり縛られすぎずに純粋に楽しめるのが良いなと思います。好きな人と好きな音楽で好きなように楽しんで踊る。シンプルだけど一番大事なので自分の幅狭めずに楽しみながら挑戦していってください!

 

 

 

– 全体の感想

長丁場お疲れ様でした。僭越ながら感想を述べさせていただきます!

総評でも話したのですが、フロアムーブが好きなので上手く使えてるダンサーは好印象でした。踊ってるジャンル特有の格好良さだけでなく、そこに自分らしさ、自分なりの格好良さが付け足せているダンサーは印象に残りますし、次もまた見たいと思わせられました。ジャンルのかっこよさを磨きつつ、自分らしく踊るためにはどうすればいいか考えていくことが大事な気がします。

音待ちが勿体無かったですね。サークルの流れが切れちゃうので、勢いが損なわれると思いました。今回は音楽がジャンルごとに分かれていたので、踊りやすい音が流れたと思います。積極的に自信を持って出て欲しいと思いました。

 

– 印象に残ったダンサー / バトル等 (敬称略)

MVPは つじ ですね。ナチュラルな音ノリと地味に難しそうなステップが見ていて心地よかったです。ハウスを初めて数ヶ月であのレベルに持って来れる才能があるので主ジャンルと言い張るロックはどれほどのものかと思っていたら、予選落ちしていて、それも面白かったです笑

ひかり のフロアには驚きました。磨いていって欲しいです。つにてん の音感にも驚きました!ビートキープするところもあると、更にわかりやすい気がしますが、今のまま貫いていって欲しいです!

YUZU は一番 LOCKIN’ の格好良さが出ていた気がします。動きは染み付いていると思うので、音に対して意識をもっと割いても良いのかなとも思いました。名前が分かりませんが、青色のシャツを着てた?ポッパーの子 も印象に残ってます。格好良いシルエットで「上手っ!」てなりました。音とのシンクロ感があれば上がっていたと思います。shoki はさすがでした。ハマっている時は止められない感がありますね笑 このまま突き抜けて欲しいです。

 

– 出場ダンサー等にメッセージ

レベルが高すぎて苦しいジャッジばかりでした。素敵なダンスをできるように頑張っていきましょう!継続は力なり!

 


 

■ 8月25日(金)『SHOW & PROVE – 2010’s MUSIC EDITION』開催!

東海地区で活動する様々なジャンルのダンサーから厚い支持を集めるフリースタイル・クルーバトル『SHOW & PROVE』が、名古屋市中区にある CLUB LOVER:Z にて開催!今回は 2010年代 にリリースされた音楽をフィーチャー!