REVIEW | T.A.C.D BATTLE 2024-25 SEASON vol.4 – JUDGE’S COMMENTS
2月8日(日) 名古屋市東区にある STUDIO ONEWAY NAGOYAにて開催された、大学生, 院生, 専門学生, 22歳以下の社会人ダンサーなどを対象にしたダンスバトル『T.A.C.D BATTLE 2025-26 SEASON vol.4』審査員総評を掲載!
LtoR…Reo BiScOtti / Chika / Mayu / おちょぼ

– 全体の感想
全体的に力が入りすぎいてて、空回ってる人が多くいた印象ですね。バトルなどでも、もっとダンスを楽しめたら、見せたい事もやりたい事も真っ直ぐ伝わるのかなと思いました。
– 印象に残ったダンサー / バトル等 (敬称略)
GIRL 2OH には感心しました。あれだけ多くの回数をジャッジに見られて飽きられてもおかしくない中で、勝ち続けれるのは、ジャッジや見ている人に届く何かがあったということでもあると思いうので、すごい事だなと思いました。
– 出場ダンサー等にメッセージ
ダンスが上手ければ良いという訳ではない!見ているこっちもプロですから。スキルも磨きつつ『何を伝えたいのか』をその場でハッキリ出来ると、魅せ方も見え方も見られ方も変わってくると思います。腐らず挑戦して、沢山見て学んでいきましょう!

– 全体の感想
予選は2サークルに分かれていたので、私が見たサークルに関してになります。全員とは言いませんが『どこを見て欲しいのか、誰に伝えたいのか、何を思っているのか』あまり伝わってこず、かなりジャッジに苦戦をしました。当日の総評でも、踊っていて楽しいかと問いかけるほどにでした。
また、音楽へのアプローチの仕方が多彩で『こういう音を表現したいんだな』という考えは伝わりますが、あまりにもわざとらしく見えてしまうため、もう少し素直に音楽を聴いてほしいなと思いました。素直に聴いていれば、音の早取りもないと思います。ただ、ずっと一定のテンポで踊っていてもジャッジの印象には残りません。大学生なので、もう少しジャッジへの見せ方をしっかりと考えても良いのではないでしょうか?『自分の強みは何なのか?どういうものが好きか?』など、自分にもう少し向き合って、存分にアピールしてください。
– 印象に残ったダンサー / バトル等 (敬称略)
KYOYA+kaho / Canis / nasty grampus / Libre / TAKE IT OCTOPUS / 運命の皮肉 / EVE_KICK / Girl2OH / ひま里 / いっくん / KJ
– 出場ダンサー等にメッセージ
フリースタイルバトルは、各ジャンルのバトルと違って他ジャンルのジャッジが必ずいます。数多くのダンスを見てきた為、私なりの感性はありますので、感性に従ってジャッジをしております。なので LOCKIN’ 以外に関しては、それほど知識はありません。他ジャンルのスキルについては、何も言えませんが、他ジャンルのジャッジでも納得ができるほどの質感やスキル力があれば、必然と予選は上がって行くのではないでしょうか?
また、キャンセル待ちが出るほど、始めは人数が多かったですが、決勝戦は会場がガラガラ。とても悲しく思いました。ジャッジに納得がいかず、帰ったのであれば、自分が負けた要因はおそらく分からないと思います。何か他にバトル後に予定を入れているのであれば、それはバトルに勝つ気がないと思います。かなり辛口になりましたが、自分も未熟者ですので、皆様に負けないように日々精進致します。ありがとうございました。

– 全体の感想
全体的に一人一人の個性があり、見ていて学ぶことが沢山ありました。その中で少し気になったのが、早取りや技術の披露に意識が向きすぎている部分です。『動きファーストではなく音楽ファースト』今あるそれぞれの個性や拘りを、ぜひ音楽の中で活かしてほしいなと思いました。
– 印象に残ったダンサー / バトル等 (敬称略)
ひま里 は、上半身の使い方がとても綺麗でシルエットにこだわりを持って踊っているのかなと感じました。その中で、足元、特に膝がずっと開いている部分が少しもったいないなと思いました。Y のシルエットを意識する部分があると、今の上半身の綺麗さやシルエットがより活きてくるのではないかなと感じました!
KJ は、どの動きをとってもクオリティが高く、見ていて飽きがありませんでした。ミスを無くすことは簡単ではないと思いますがミスをカバーできる引き出しがあると、ムーブ全体を通してプラスの印象が増え、自分自身の安心材料にもなるのではないかなと感じました。
– 出場ダンサー等にメッセージ
何人かお話させていただいた際、独学だったり先輩や仲間に教えてもらっている方が多く、とても素敵な環境だなと思いました。その中で、仲間以外の第三者からの目線も必要なのではないかなとも感じました。インプットするかどうかはそれぞれのスタイルによると思いますが、自分がどう見えているのか、仲間内では気づけない部分もあるのではないかと思います。楽しいことは大前提ですが、勉強や就活などでダンスにかけられる時間が限られている人もいると思います。それでも『やってよかった!』と思えるくらいには、ぜひ突き詰めてほしいです。
周りの仲間と楽しくやることも勿論大切ですが、横並びで仲良しでいるだけではなく、切磋琢磨しながら高め合える関係でいてほしいなと思いました。一緒にダンスを楽しみましょう。ありがとうございました!

– 全体の感想
非常にハイレベルなイベントでした。音源別で多数エントリーができるルールのおかげで、個人の美学や得意・不得意がとても見えやすいバトルだったと思います。2on2、ソロ、音源など、さまざまな形式で経験値を積める環境で、ルールによって全然違って見えるダンサーも多く、とても刺激的で楽しかったです。
– 印象に残ったダンサー / バトル等 (敬称略)
nasty grumpxs は、経験値の高さが雰囲気から伝わってきて、純粋にかっこよかったです。GIRL 2OH は、 体力と集中力がエグすぎです。あのムーブ数をこなしながら、ちゃんとギアを上げてパフォーマンスを崩さないのは本当にすごい。怪我だけは気をつけてください(笑)EVEKICK は、崩さないスタンスが最高でした。僕もあんなイケイケなダンスがしたいです。
WAACKIN’ 全体としてレベルが高かったです。himari / 963 はもちろん、いっくん の成長具合にも驚きました。エントリー数も多く、東海 WAACKIN’ シーンの盛り上がりを強く感じました。
以下は、会場で話せなかった子を中心に。LOCKIN’ の つばさ は、流石に上手でした。曲別でもう少しダンスに表情が欲しかったです。白キャップを被っていたB-BOY は、疾走感あふれるスタイルと遊び心がとても良かったです。ニューエラの白ドリップ模様の B-BOY は、無駄のない動きで、足の軌跡がとても綺麗でした。2on2 WAACK の2人は、ダンスは十分良いので、もっと2人の世界観や掛け合いが見たいです。WAACKIN’ の強みを更に活かせると思います。BEN DAVIS の ロンTを着ていた POPPER は、まだ荒さがありますが、2回目の予選で上がりたいという気概が見えてとても印象的でした。KINGSのキャップを被っていたHIPHOPの男の子(りゅーせい?と呼ばれていた方)は、シルエットがすごく良かったです。ワインレッドのシャカシャカジャケット+チェック柄パンツの細身の男の子は、フロウがとても綺麗でした。もう一個決め手が欲しかったですが、印象に残っています。
– 出場ダンサー等にメッセージ
歴が浅くても『美学や強みが見えるダンサー』が沢山いて、とても良かったです。ぜひ、自分の好きなものを追求し続けてほしいなと思います。総評でも伝えましたが、POPPER として特に伝えたいのは「音の早取り」は必ず改善してほしいということです。POPPIN’ に限らずですが、“音の点” が醍醐味になるジャンルでは、早取りなだけで同じ土俵に立てていないと思ってください。ただ、これは確実に改善できます。自分の動画やダンスをたくさん見返して、違和感に気づき、練習しまくってください。
今の大学生世代は、キッズからずっとダンスに打ち込んできたバトル慣れした世代と、大学から始めた経験が浅い世代が混在している特殊な環境だと感じました。後者は不利に見える場面もありますが、音源によって本当に別人のように見えるダンサーも多く、チャンスは沢山あるし、改めてダンスって面白いなと思いました。色々な現場で皆さんに会う機会があると思うので、ぜひまた声をかけてください。ありがとうございました。