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REVIEW | T.A.C.D BATTLE vol.1 – JUDGE’S COMMENTS

 

5月28日(日) 名古屋市東区にある STUDIO ONEWAY NAGOYA にて開催された、中部地区の大学生, 院生, 専門学生, 22歳以下の社会人ダンサーを対象にしたダンスバトル『T.A.C.D BATTLE 22-23 SEASON vol.1』審査員総評を掲載!

 

LtoR…Yunkel / AIRI / KIM / RYOTAMEN


 

 

– 全体の感想

Newbie Class:みんな大学から始めたとは思えないくらいうまいので、自信持って踊ったほうが気持ちくなれると思います。「今これ練習してるから見てくれよ!」のような思いが乗っかるとさらに良いです。それと自信の付け方には練習と周りの力が必要です!練習はみんなやってるので大丈夫ですが、周りの力とは、例えば、自分以外のダンサー(知らない人だとしても)を見ている時に「すげぇ!やべぇ!」って思ったら反応しましょう。その少しのリアクションで、ダンサーはどんどん自信がついていい踊りをできるようになると思います。

Open Class:言わずもがな、とても楽しいバトルが見れました。ありがとうございました。経験値が高い人はバトルはやはり強いなと感じます。僕ももっと頑張ろうと心から感じました!カレダンは、大学生や同じ世代のオープンバトルでしたが、社会人のバトルはもっと残酷です。実力の差で年齢問わず勝敗が決まります。僕もキッズに負けることが全然あります。めっちゃ悔しいですが、それが現実です笑 だからこそ練習しようって思うし、上達する糧になります。僕が思うバトルは、煽り・プライドの見せ合い・リスペクト・遊び・野望・パッション等の色々な感情が入り混じるダンスをその時の音楽に乗せて闘うことだと思います。練習してことを信じて、最善で楽しみましょ。今回はジャッジの身でしたが、みんなとバトルできる日を楽しみにしてます。

 

– 印象に残ったダンサー / バトル等 (敬称略)

沢山素晴らしいダンサーはいましたが、その中でも印象に残っているのは、kanikani ですね。あと名前はわからないのですが、ジャザーの男性 / スパイダーマン / クランプの女性 ですね。

 

– 出場ダンサー等にメッセージ

会った時に声かけてくれるとユンケル喜びます。

 

 

 

– 全体の感想

どの部門もスキルが高くて審査していてとても楽しかったです。特に NEWBIEクラスや、ENROLLクラスは、キャラクター性が濃いダンサーも多くいたので、この先色々なことがあると思いますが、気にせず突き進んでいってほしいなと思いました。

あとは、みんなスキルがしっかりしている分 “他者と比べて突出して良い部分” というのがこれから必要になってくるなと感じました。そう言った面では、自分のダンススタイルを自分自身が理解してる Reo BiScOttiや、シドは強いなと思います。たくさん挑戦して “自分の強みと弱み” を知っていくことで「自分のダンススタイルはどういうものなのか?、自分が目指してるダンサー像はどんなものなのか?」が徐々に明確化されていくと思います。なので、今回悔しい思いをした方も、反対に良い感覚で終われた方も、ずっと挑戦し続けてくれたら嬉しいです。

 

– 印象に残ったダンサー / バトル等 (敬称略)

Reo BiScOtti / シド / トゥーPIECE の YAMATO / MASATOは安定的に最高でした。SANA / たいき の延長戦は2人ともヤバすぎて素敵なダンスをありがとう状態でした。
あとは、X-menのTシャツ着てた男の子のクランパー、キャラクター性とめちゃめちゃ良いダンスを毎回魅せてくれるので、彼が踊るたびジャッジ側はハッピーな気持ちになってました。23代目英吉屋のスパイダーマン少年、衣装とダンスからスパイダーマン好きなのが溢れてて人間味あって最高でした。相方のクランプをやっていたダンサーは、とにかくダンスのスタイルが格好良くて、今回クランパーの方々が多く参加してくれてたのですが、個人的に1番強く印象に残っています。つにてんは、リズムキープ力抜群で女性ならではのシルエットと踊り方で最高でした。

 

– 出場ダンサー等にメッセージ

改めてお疲れ様でした。わたしも数ヶ月前まで大学生だったのでよくカレダンとか参加してたのですが、その時に比べて最後までイベントに残っている方が多く「みんなダンス大好きなんだなあ」と感じました。またバトル中の空気感もとても良かったと思います。大学生にしかできない今、このダンスライフを最大限に楽しんでください!

 

 

 

– 全体の感想

ほぼ上限のエントリー人数で、沢山のダンスが見れて率直にとても楽しかったです。男の子は、バトルっぽいサイファーをいっぱいしてるダンサーが多いんだろうなと感じました。バトル楽しいですからね!”フロアと友達” なダンサーが多いことも、とても素晴らしいことだと思いました。

全然いいんです。全然いいんだけど、バトルに対してのダンスっていう人が多くて、そのジャンルの良さを感じさせてくれるダンサーは、あまり多くなかったかな?とも率直に感じたのも実際です。

あと、踊り始めてすぐに音ハメのために踊りとリズムが崩れる人も多くて、ノイジーに見える人は予選で落ちてしまっていたと思います。音ハメは大きな武器だからこそ、もっとそれぞれのジャンルのベーシックな踊りとリズムに載せてるのをみたいです。『観ている側がノセられるダンス』を意識したりすると更に良くなる人は沢山いると感じました。

 

– 印象に残ったダンサー / バトル等 (敬称略)

個人的に良いなと思ったダンサーは予選を上がってました。その中でも SANA のダンスは際立って見えました。ずっと人と違うアプローチし続けていて格好良かったです。クランパーで予選上がった人達は、みんな音取りの仕方が面白くて見入ってしまったんですが、その中で Takahiro は放っておけない風貌と、毎回予選サークル最後にハウスミュージックで、ふわふわと出る感じがとてもキャラとマッチしていて印象に残っています。1on1 予選二回戦目の たいき は格好良かった。惜しかったね、本当に僅差の戦いだったと思います。

自分の中心ジャンルは、LOCKなのですが、LOCKIN の中では Ruki が抜けてました。あと あいり は間がとても好きでした。かえで は僕が見た中では、今までで一番良いダンスしていたのでは?と思いました。自分でコントロールして出たわけではないのかもだけど、音楽と場にはまってしまったダンスは評価されてしかるべきだと思ってピックアップしました。

 

– 出場ダンサー等にメッセージ

自分のダンスジャンルにある「基礎」と言われる部分を、愛を持って大切に育ててほしいです。基礎をすっ飛ばして応用の方向に気が向きがちですが、本当は基礎→本質・中心とか言い換えて捉えてほしいです。僕は LOCKIN’ を始めてから10年以上経ちましたが、いまだに音楽一曲流しぱっなしでトゥエルだけとかやります。その時に自分でも「ロックダンスしてるなー」と思います。カレダンは、他ジャンルも集まる場だからこそ、”自分の好きなダンスジャンルで踊りきる” ことに拘って勝ち進むダンサーを見てみたいと個人的に感じました。素晴らしいダンスをありがとうございました!

 

 

 

– 全体の感想

緊張等からか分かりませんが、1on1、2on2 共に少し雰囲気が暗かったですね。踊る側だけの話ではなくて、ダンスは踊り手だけが盛り上がっても良い空間は作れないです。見てる側も、知らない人が踊ってても盛り上げるくらいの気持ちで、みんなが一緒になって楽しめれば、自分も周りのみんなも更に良い踊りが生まれると思います。

1on1 の時は特にですが、周りのダンサーに友達がいるかもしれません。でもそれは全員敵、ライバルです。もちろんピースなバトルも面白いとは思いますが、あまり闘争心が感じられず残念な予選が多かったです。あとは、HIPHOP のダンサーが予選中々上がってなかったと思います。それと比べてKRUMPのダンサーは多く上がってました。何が違うか考えた時に、僕はインパクト、自信の差なのかな?って思いました。そこを大事に頑張って欲しいです。

 

– 印象に残ったダンサー / バトル等 (敬称略)

見た目、キャラでの優勝は確実に スパイダーマン でしたね。

ダンスでの印象は、SDHの黒Tシャツを着ていたクランプをやっていたダンサー / ジャズを踊っていたダンサー / 予選でボーダーTシャツを着てハウスを踊っていたダンサーですね。みんな学生の間に上手になって卒業してもダンスを続けていってほしいです。あとは、SANA が思っていた以上に何でもこなしていたのと、ダンス自体が上手くてビビりました。OPEN 1on1 2次予選の シド の踊り出しや、音の取り方は完璧で個人的にとても好きでした。

 

– 出場ダンサー等にメッセージ

総評でも言いましたが、名古屋のダンスシーンを沢山のダンサーで盛り上げていきたい想いが強いので、とにかく卒業してもずっと続けていて欲しいです。ダンスを続けている以上みんな仲間です。絶対どこかで出会えます。みんなで頑張りましょう!

あとは学生シーンにとどまらずコンテスト、バトル何にでももっと挑戦してほしいです。勝ち負け関係なく挑戦することが何よりも格好良いと僕は思うので。今回はありがとうございました。

 

 


 

■ 7月8日(土)『T.A.C.D BATTLE 2023-24 SEASON vol.2』開催!

東海地区で活動する大学生 / 院生 / 専門学生 / 22歳以下の社会人ダンサーなどを対象にした人気バトルイベント『T.A.C.D BATTLE』の新シーズン第二戦が、名古屋市東区にある STUDIO ONEWAY にて開催!