1. HOME
  2. 特集
  3. REVIEW | ST☆RT LINE vol.3 – JUDGE’S COMMENTS

REVIEW | ST☆RT LINE vol.3 – JUDGE’S COMMENTS

 

1月13日(土) 名古屋市東区にある STUDIO ONEWAY  にて開催された、高校生以下のダンサーを対象にしたダンスバトル『ST☆RT LINE vol.3』審査員総評を掲載!

 

LtoR…LadyLoopz / シド / SASA / Naoya


 

 

 

– バトル全体の感想

予選からクルー、1on1、両部門ともにレベルが高く、悩むバトルばかりでした。どんな音楽が来ても自分のスタイルを崩さず踊っていたり、バトル相手に合わせてアプローチの仕方を変えていたり見ていてとても楽しかったです。クルーバトルは仲間とのバランスが取れているチームが強いなと感じました。ジャンルは違っても仲間で高め合う姿や、時にはバトル相手をリスペクトする姿勢が見れたり…勝つことだけを重視してバトルしていては見られない姿がそこで見れて、とても刺激をもらいました。

 

– 印象に残ったダンサー / バトル等 (敬称略)

印象に残ったダンサーは沢山いますが、その中でも特に優勝したRemiru が相手を意識したバトルをしていて強く印象に残っています。

 

– 出場ダンサー等にメッセージ

お疲れ様でした。皆さんのダンスを沢山見ることができて、とても楽しい一日になりました。ありがとうございました。これからも楽しみながらダンスを頑張ってください!

 

 

 

– バトル全体の感想

一人一人それぞれに色が違くて、格好良いダンスをしてる子が多かったです。自分は、楽しんでる子だったり、踊ってる時に笑ってる子だったり、ダンスを心から楽しんでる子達を中心に上げました。みんなとても楽しんでいた印象なので、悩む場面は多かったなって思いました。

 

– 印象に残ったダンサー / バトル等 (敬称略)

イベントの総評でも言いましたが、UNDER CLASSで準優勝した ひな は個人的にツボでした。音の取り方が最高でした。OVER CLASSの わっちゃん は上手くなりすぎていてビックリしました。とても格好良くなっていて、ナイスダンスだなって思いました。

あとは、クルーバトル部門で優勝した 辛ラーメン の4人は安定してるなと思いました。流石すぎました。

 

– 出場ダンサー等にメッセージ

まず『ダンスを楽しむ』という心持ちは絶対に忘れないで欲しいです。あとは辞めないことが重要だと思っています。ダンスというモノを通して “仲間の大切さや先輩達の偉大さ” を知れる良い環境だと自分は思っています。

仲間と楽しく学べる場所がダンススタジオだと自分は思っているので、ダンススタジオに通ってる子達は、楽しみながら学びび続けて欲しいなと思います。今回はジャッジさせていただき、本当にありがとうございました。

 

 

 

– バトル全体の感想

まず 1on1 部門は、5年未満とは思えないほど上手なダンサーが沢山いて、見ていてとても楽しかったです。そして、クルーバトル部門は、暦不問という事でレベルはすごい高かったと思います。

全体的には総評でも話した通り、①下を向いて踊っている。②相手のジャンルを少し踊るなどですが…①に関しては、ジャッジやバトル相手など、自分がアピールしたい人に対して下を見て踊っていると気持ちが伝わらなかったり、表現力低下などにつながります。

ダンススキルでは勝てなくても、”メンタルやパッションで勝敗が変化する事も沢山ある” ので恥ずかしがらずに自分のダンスをしっかり胸を張って踊り切ってほしいです。場数や経験値もあるとは思いますが、すごい大事な事だと思います!

②に関して、こちらもダメとかではなく、取り入れるならやり切った方が良いかなと感じます。相手のジャンルを少し踊って恥ずかしそうにしているのは少し違うと個人的には思っています。相手のジャンルをなぜ踊るのか?《自分だってそれくらいできる》《茶化す為》など
色々あると思いますが…どちらにせよ、踊るからにはやり切ったほうが良いです。

あとは、踊り切った後の佇まいなども意外と大事だと思っているので、そそくさと戻るのではなく、ドヤ顔でも良いので「やってやったぜ!」くらいの雰囲気で終われると、個人的には格好良いなと感じます。

 

– 印象に残ったダンサー / バトル等 (敬称略)

総合的にレベルが拮抗していて、みんなそれぞれに素晴らしいダンスを見せていて印象に残っているので、特筆すべき存在はいません。それくらい、みんなが良かったです。後は、総評で シド も言っていましたが、ムーブ中に遊びが入っていると印象に残るなどあります。

強いて言うなら、UNDER CLASS で 優勝した Remiru ですね。終始ジャッジや相手を見て踊っているのと、かかっている音楽を口ずさんでいたりと表現力が凄かったです。

クルーバトルでは、準決勝の ⅣElements vs 2B!2H! 1ムーブ目のB-BOY対決は個人的に熱くなりました。相手が踊り終えて、すぐに被せるように出てくる流れには「バトルしてるなぁ」と改めて感じました。

 

– 出場ダンサー等にメッセージ

まずは、あの場に出ていた全てのバトラーにリスペクトです。本当に小さな子からエントリーしていて、みんなまだ経験値も少ない中、一生懸命踊っていて胸を打たれました。

上手い下手はあるかとは思いますが、まずは『自分のダンスを信じて続けて欲しい』と思います。続けていれば、バトルの流れや掴み方、勝ち方など、少しずつ感じて、理解してこれるはずです。バトルは、どうしても勝敗がついてしまう世界ですが、”続ける事が一番の勝ちへの近道” だと思うのでこれからも頑張ってください。みんなの成長した姿が、また観れるのを楽しみにしています。ありがとうございました。

 

 

 

– バトル全体の感想

バトル全体の印象としては、小学生から高校生までみんながチャレンジャーの目をして、緊張とワクワクの狭間で挑んでいるヒリヒリ感がリアルに伝わってきて、すごく熱気がありました。どのバトルも勝敗をつけられないほどの接戦が多く、ジャッジが悩ましい試合ばかりでした。前途有望なキッズも非常に多く、これからの東海のダンスシーンを担うであろうキッズたちがここにいるんだろうなと思い、その現場に居合わせることができて光栄でした。

 

– 印象に残ったダンサー / バトル等 (敬称略)

名前が分かりませんが、辛ラーメンクルーの帽子を深く被って、全体的に青っぽいコーデをしていた HIPHOP の子は、一挙手一投足、絶妙なリズムキープで、深みのあるシルエットで『自分のダンス』が上手だなと思いました。Remiru は、天性の存在感を感じました。パッと見た時に、いるだけで目が行くというか…衣装もそうですし、WAACKのポージング、シルエットもそうですし、彼女の個性の色がすごく表出された結果、存在感に繋がっているのかなと思いました。

 

– 出場ダンサー等にメッセージ

勝つ。負ける。という結果は、とてもシンプルで、結果だけで言うならば、優勝者以外は、全員が敗者で、勝者になることは全くもって簡単なことではないと僕もキッズの時代から、常に感じておりました。みんな勝ちたい。みんな優勝したい。じゃあその優勝にどうしたら近づけるか?僕の中での答えは非常にシンプルで、「本当はどうできたらよかったか?」「そのためにはどうしたらいいか?」この質問を負けた日に自分に突きつけ、思い浮かんだことを明日から、いや今日から、いや今からやるか?どうか?だけだと思っています。もし仮に、その質問を突きつけて、思い浮かぶものが無くなった時が、みなさんが勝利に最も近くなっている時だと僕は思います。

負けを負けのままにするならば、本当に負けです。しかし、勝ちに繋げるための負けならば、それはもはや負けとは呼ばず、勝利のためのステップであると僕は考えます。ひたすら前進あるのみ。ひたすら前を向いて、己を磨き上げてください!みなさんを応援しています。

 


 

■ 3月29日(金)『MAST☆R’Z 2022-23 SEASON GRAND FINAL』開催!

中部地区で活動する高校生以下のダンサーを対象にした年間ポイント制ダンスバトル『MAST☆R’Z』2023-24 シーズンファイナルが、3月29日(金) 名古屋市中区にある CLUB LOVER;Z にて開催!