REVIEW | マイナビ DANCEALIVE 2023 RIZE CHUBU CLIMAX– JUDGE’S REVIEW
1月8日(日)名古屋市で開催された、国内最大規模のストリートダンスバトルイベント『マイナビ DANCEALIVE 2023』RIZEサイド中部地区大会シーズン最終戦で審査員を務めた4名の総評を掲載！
LtoR…たかゆ〜 / SHOWSKI / YUUSHIN / 岡
– 全体の感想
RIZE は、中部予選が始まった頃から何度か観戦やジャッジさせて貰うことがありましたが、エントリー数は少なくとも、内容はとても濃かったです。7,8年ぶりくらい？のプレーオフまで発展した神回だったのではと思います。
– 印象に残ったダンサー / チーム等 (敬称略)
どのチームも気合いが伝わってきて見ていて熱くなりましたが、プレーオフの ギャル会 vol.20 の意地を見せた踊りが、特に感動しました。成人式後に参加した SUZAKU の涙も素敵でした。
– 出場ダンサー等にメッセージ
Keep On Dancing!!!!!!!!! ありがとうございました！
– 全体の感想
エントリーチームが少なかったものの、かなり熱を帯びた良いバトルが多かったと思います。観客の時にはライバルをも盛り上げて、バトルの時は大学やサークルの意地で戦い合う、とても良いダンスと青春を目の当たりにすることができました。
– 印象に残ったダンサー / チーム等 (敬称略)
正直全チーム良かったです。強いていえば、予選の三つ巴と、ファイナルへの2枠目をかけたプレーオフの2戦は、本当に見応えありました。改めて『ダンスには感情とか想いとかも大事だな』と思い知らされました。
– 出場ダンサー等にメッセージ
まず出場者全員に言いたいですが、本当に素晴らしいダンスをありがとうございました。
ファイナルへ行く人は、予選一回戦目から120%出せる様に頑張って来てください。そして、これから RIZE にまだ出れる人は、周りを巻き込んでもっと盛り上げて行きましょう。社会人になる人は、これでダンス終わりではないので、この先は次のステージでダンス楽しみましょう。今後あの熱いダンスをできた人たちと、同じ大人のステージで会えること楽しみにしています。ありがとうございました！
– 全体の感想
OPENしてすぐはバトルに出る時のバチバチとした雰囲気が漂っていた空間でしたが、バトルが始まってからは全チームが上げ合える空間に変わったのは本当に良かったと思いました。とても感動しました。初めて RIZE をジャッジさせていただきましたが、全チームそれぞれにベストムーブが生まれていて、空間作りの大事さにも気づけました。
– 印象に残ったダンサー / チーム等 (敬称略)
全チーム印象に残っていますが、特に印象に残っているのは、クラシックインディアン響 ですね。
– 出場ダンサー等にメッセージ
話しかけてくれたチームには話しましたが、”ルーティンの出し所” や “ルーティンの質の向上” には、客観視できる事が一番大事だと思います。観てる側にはどう見えてるか？を意識できると、ルーティン作りにも、一人一人のフリースタイルにも生かされる思います。一人一人のダンサーとしてのレベルが高くて、ルーティンの質も凄くても…対面して、その空間を自分たちチームに持っていけることが出来れば、勝てる事を今回の決勝で分かったと思います。今の自分としっかり向き合って、今の自分の最大限を知り、100%を本番に出せることを意識して日々の練習頑張ってください。決勝に進んだ2チームも、これから先があるクルーの皆さんも、応援してます。ありがとうございました。
– 全体の感想
5チームのエントリーでしたが、ここでのポイントでファイナルが決まる大事なクライマックスだったので、皆氣持ちが入っている上に、エントリーが多い時よりもみんなのアツさが増していて、上げ合いの連続で…まさに伝説回でした。大学生はもちろん “粗” はありますが、3人の空気感にルーティーン、氣持ちの面がそこを凌駕していて、伝わる踊りをしていた人が多くて、感動の瞬間が沢山。上がらなかったチームも上がったチームも、ガヤで上げる姿が胸に刺さりました。総評でも言いましたが、ここまで3人でどれだけ時間を共有してきたかがバトルに出るなと。自分も大事にしていますが ”踊り” も ”遊び” も、どちらも本気で突き抜けれる人が格好良いなと思いますので、どのチームも違う色でそれが見えて良かったです。
– 印象に残ったダンサー / チーム等 (敬称略)
THE RIZE な、バトルをしていたのは 名古屋外国語大学のギャル会vol.20 でした。予選から一連を通して華と勢いがあり、ルーティーンもいくつあるの！？というくらい完成度の高いモノ連発。3人のバランスも良く、ファイナルの舞台で魅せれるのはここだなと思いました。今回決勝では、延長の末負けてしまったけど、ファイナル行きを決めるラストのバトルで更にギアが入り氣持ちが溢れ出る踊りにこの日一番感動しました。特にここでの AIRI がハイライト。ジャッジ全員総立ちでした。
そして、この日優勝した 愛知淑徳大学 クラシックインディアン響 は、ギャル会に比べると RIZEっぽい派手さ はないですが、3人ともキャラが立っていてスキルもあるので、どちらかと言うと泥臭さのある格好良さ。胸に秘めた想いが踊りで出ていたし、3人の空気感と個々の安定感が絶妙にマッチしていたのが素晴らしかったです。特に決勝延長の際の 3人の1分の使い方 が最強。個人、ルーティーン、空気感全部を綺麗にまとめて魅せていたので、このバトルでは文句なし優勝でした。
また、至学館大学 チェチェイのチェ〜☆☆☆ は、まだまだ粗はあるけど毎バトル途切れることなく気持ちが見えて熱くさせられました。3人のジャンルのバランスもありますが、気持ちで見せる部分と、遊びで魅せる部分があってナイスバランスで良かったです。
中部大学 STEAM は、個々は際立っていますがルーティーンや空気感がもっと魅せれると良かったなと。NI-NA が良い起爆剤になってました。
中京大学 真剣味 は良い意味でRIZEっぽくないところが逆に良く、何が出てくるかわからない期待感と、絶妙な3人の空気感がベストでした。ストリートを一番感じましたね。
– 出場ダンサー等にメッセージ
今回出場チームは少なかったけど、間違いなく伝説回とも言えるくらい感動した回だったので、この場でアツい青春を見れて良かったです。自分も関東学生時代 RIZE 全盛期 だったので仲間と挑戦して、ファイナル進出を決めた時のことが重なって見えて、勝手に目頭アツくなりました。今ではこうやって地方予選で代表を決めて本戦にいくというバトルも中々ないので、ファイナル進出を決めたチームは、みんなの分も背負って胸を張ってレペゼンしてきてほしいなと思います。ありがとうございました。
■ 2月4日(土)『SLIDE TO SLIDE vol.1』開催！
中部地区で活動する学生ダンサーを対象にした、FAST TEMPO MUSIC 限定のダンスバトル『SLIDE TO SLIDE』の記念すべき初回が、名古屋市東区にある STUDIO ONEWAY NAGOYA にて開催！
