REVIEW | マイナビ DANCEALIVE 2023 KIDS CHUBU vol.1 – JUDGE’S REVIEW
10月2日(日)名古屋市で開催された、国内最大規模のストリートダンスバトルイベント『マイナビ DANCEALIVE 2023』KIDSサイド中部地区大会シーズン開幕戦で審査員を務めた4名の総評を掲載!
LtoR…Twin Twiggz / UC / 華 / Youkey
– 全体の感想
参加された皆様お疲れ様でした。今年からルールも変わり、全国から勝ちを狙うダンサー達が多く、レベルもかなり高く悩むバトルが本当に多かったです。トーナメントに進んで、結果を残した人はもちろん、予選を通過できなかったダンサーの中でも素晴らしい人たちもかなり多かった印象です。
– 印象に残った ダンサー / チーム / バトルなど (敬称略)
印象に強く残っているのは、Lil Krow / RIRIA の決勝での戦い。そして、みなみ の身体の使い方とシルエットの良さは印象に残りました。あと惜しくも一回戦で負けてしまいましたが、裸足で踊ってたJazzの女の子 のフィーリングは強烈に印象に残っています。そのまま自分自身を信じて、表現し続けていって欲しいと思いました。
– 出場したダンサーなどにメッセージ
ダンスのバトルなので、スキルやミュージカリティはもちろんですが、僕自身クランパーということもあり『キャラクターや相手とのコミュニケーションも大切』と考えていて、今回審査する際にはそこも見させていただきました。上位に残った人はそこを理解している人が多かったと思います。特に決勝の延長戦は、お互いを引き出し合うベストバウトだったかなと思います。
一つだけ、総評の時も話させていただきましたが… “サークル内で他のダンサーと出るタイミングが被ってしまった時の対応” や “サークルのコントロールなど” をもっと理解して、スマートにバトルを運べるようになったら良いなと思いました。そこも先ほど書いた『コミュニケーション』の部分かなと思います。とはいえ、大人をしのぐスキルと格好良さを感じることができ、自分も勉強になりました。参加された全てのダンサーに拍手とリスペクトを送りたいと思います。
– 全体の感想
1回戦から非常にレベルが高かったです。高かったレベルは “ダンス” についてで、“バトル” については、多少バラツキがあったと思います。総評でも言いましたが、バトルは所詮ゲームなので『ダンスの上手さプラス、バトルの駆け引きや空気の掴み方』と言ったバトル運びの巧さが特にサークルでは勝負を分けた場面があったように思います。もちろん、運の要素を十二分にあったと思います。
トーナメントからは、それぞれの良さがしっかり出ていて白熱しましたし、
その一方で 2ムーブあると体力や気持ちの面で、脆さや迷いが見える瞬間もあったりして、そんな人間臭さや、そこを乗り越えていく瞬間が見えたりしながら、皆さんのダンスを一生懸命受け止めさせていただきました。観る分には最高の!審査する分にはキツ過ぎる!そんな大会だったと思います。
– 印象に残った ダンサー / チーム / バトルなど (敬称略)
決勝に残った2名は終始余裕があって、最後の最後どれだけ熱くなっても、体力削られても、突っ込んでいったとしても『10%の冷静さ』を失わないところが本当に凄かったです。特に RIRIA のバトルメンタルが終始ブレなかった所は、とても好印象でした。
Lil Krow / You-ki は、知っている音へのハメ方と、知らない音での魅せ方と、両方が別ベクトルで上手かったのが本当に凄かったし、格好良かったです。特に You-ki の WAACK と LOCK の使い分けには「余程どちらにも自信があるんだなぁ」と匠の技を見た気分でした。
その一方で、みなみ や、コタシンプソン みたいに『自分のダンスとグルーヴ貫くダンス』も僕は好きでした。2人とも自分のノリの格好良さを持っていて好きでした。2人とも最後、音や空気感に呑まれかけていたところも共感しました笑 コタくんはそういう場面で、新しい彼の瞬間が見えた気がしました。
予選で一番食らったのは、yu-ta でした。初見でしたが、めちゃくちゃ格好良くてビックリしました。いわゆるミドルスクールに基盤を置いた分厚い HIPHOP スタイル最高でした。
あとは、個人的に2回戦延長にまで残したかったのは、NANANE ですね。2回戦の踊りがとても良かったです。あとは、KIKO / i-ROHA / AIRA は、天才だと思いました。まだまだ良かった人は沢山いますが、めちゃくちゃ長くなるので僕のブログの方に書きます。笑 興味ある人は見てみてください。
– 出場したダンサーなどにメッセージ
ダンスは音楽さえあれば、1人でも楽しめる最高な遊びですし、さらに色んな遊び方も出来る最高なものです。その遊び方の中で『バトルは自分だけではできない遊び』です。相手がいないとできないわけで、”相手や周りをいかに意識できているか” という部分で楽しみ方が全然違ってきます。自分のダンスを相手に、ジャッジに、観客に、会場全体の空気を掴めるよう視野を広くしてみてください。
今回も自分が踊っていない時でも、人の踊りをちゃんと観てる人、反応している人、自分が負けた後も、他の人を応援できる人たちが沢山いて、それもすごく良かったです。負けて悔しい気持ちもすごく大切ですし、それを乗り越えていくために練習したり感性磨いたり、努力が必ず必要ですが、大前提でダンスを好きで、楽しんでもらえたらと思います。アマチュアな考えかもしれませんが。
色んな人、色んな価値があるし、正解というものはないのですが、僕は自分が踊るのも、仲間の踊りを応援するのも、知らない人の踊りを観るのも、音楽をただ聴くのも、全部好きで全部楽しいです。
楽しみ方をたくさん持っている方が豊かな生活、豊かな人生送れると思うので、自分の “好き” を少しでも増やせるようアンテナ張って、色々動いてみてください。今回はみんなのたくさんの熱い、良いダンスをありがとうございました!
– 全体の感想
予選からレベルが高く、どのスタイルのダンサーもオールスタイルというルールの中でしっかり自分のダンスで表現をしていた為、勝負に来ていた皆さんがとてもカッコよく見えました。
– 印象に残った ダンサー / チーム / バトルなど (敬称略)
特に強く印象に残っているのは、Lil krow a.k.a Baby konkrete です。
– 出場したダンサーなどにメッセージ
KIDS も、RIZE も、アライブのファイナル決定まで、まだあと2回は戦わなければならない為、限られた時間の中で自分の理想とする形に少しでも近づけるよう励むまでかと思います。私もまだまだ挑戦している身なので、共に頑張れたらいいなと思います!今回は審査させていただきありがとうございました。
– 全体の感想
1回戦の段階からとてもレベルが高く、誰が上がってもおかしくないレベルでした。その中から上がった人たちは、基礎力、音楽性、個性がさらに強かった人が上がったと思います。
– 印象に残った ダンサー / チーム / バトルなど (敬称略)
一回戦では、黒いベレー帽に白い衣装を着ていた POPPIN’ の女の子 が印象的でした。とても、しなやかで、ダンス力のある POPPIN’ をしていたと思います。あと ソアラ も良い間の取り方で POPPER 目線ではとても良かったです。二回戦では、黒ハット青シャツの男の子の LOCKER の子 が印象的でした。キッズとは思えない渋い大人の LOCKIN’ をしていました。
– 出場したダンサーなどにメッセージ
みんなバトルやコンテストにかけていると思いますが、結果を追い求めるだけでなく、純粋にダンスというものを楽しんでほしいです。そう言う人ほど素晴らしいダンサーになれたりすると感じています。ここからの更なる活躍を期待しています。今日はありがとうございました。
■ 12月11日(日)『マイナビDANCEALIVE 2023 KIDS CHUBU vol.2』開催!
国内最大規模のダンスバトル『マイナビDANCEALIVE』が展開する、中学生以下を対象にした 1on1 部門 KIDS サイドの中部地区予選、新シーズン第二戦が、12月11日(日) 名古屋市中区にある CLUB LOVER:Z にて開催!