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NAGOYA BBOY TALK SESSION vol.2

 

東海地区の若手BBOY代表格である、B-FLOW (LONG TIME NO SEE),  ATSUTO-FM (NAKED GUNZ), PEPSIMAN THE JUSTICE (BIG FOOT CREW) の3名による対談の後編を掲載!前回に引き続き、東海エリアの次世代BBOYシーンを担う22歳の若き才能達の内面に迫りました。

 


 

– それでは、前回の対談の続きを行っていきます。…と言う訳で、早速質問に移らせて頂きます。3名は様々なバトルで輝かしい活躍を見せていますが…それらバトルに臨む際に、どういった『気持ち』『心持ち』で臨んでいますか?

B-FLOW (以下 B):僕はバトルの時は、相手を殺すつもりで出てますw 僕の中で、バトルは『戦争ゲーム』に近い感覚なので、「バトルらしく」と言う事を強く意識して臨んでいます。

ATSUTO FM (以下 A):僕の場合は「消防士」という仕事の性質上、勤務時間などが不規則ですし…時には、夜勤明けの時や、火事の消火作業後でもバトルに行かなくちゃいけない時もあります。同世代では、年齢的にまだ仕事をしてる奴も少ないし、火事の後にバトルに行くって奴はまずいないと思うから…そういう部分も含め、気持ち的には「ここまでやってるから、絶対に負けない」と思ってバトルに望んでいます。

PEPSIMAN THE JUSTICE (以下 P):すごいなぁw 僕の中でのバトルのあり方は、ちょっと前まではB-FLOWみたいに「殺し合い」みたいな感じでしたけど…今はそんな感じではなくて、どこまで言っても僕は「僕」なので、最近は自分のペースでやってますね。…と言うか、実際の所はあんまり何も考えずにやってるだけですが…w

 

 

– では、続いては「仕事や学校」の事などをお聞きしたいのですが…ダンス以外の部分ではどんな生活を送っていますか?

B:最近は、練習しかしてないですね。現在までに大学の単位はほとんど取れているので、全て練習に時間を費やしています。練習をしないと結果も出ないと思うし…努力した分は、必ず結果に繋がると思うので、大学の授業以外はどんな日でも練習ばっかりですね。

A:僕の場合はダンスも仕事も、どんな時でも全力にやってます。道を歩くときでも、吸収する事がいっぱいあって…例えば「どこに、水があるのか」「どの建物が燃えやすいか」など出来る限り仕事に生きる様に勉強しながら歩いているつもりです。人の命がかかっている仕事なので、日頃からの勉強は欠かせないと思っています。でもその日常の中で、仕事と同じように練習もしなくてはいけないので。僕は仕事が上手くいっていないとダンスもうまくいかないので、一秒も無駄にしないように、全ての時間を充実できるように、「全て全力で頑張る」ように心がけてます。

P:僕は、ダンスのために会社で働いている感じですね!ダンスがしたいし、遠征もしたいから、その為に必要なお金を蓄えるために働いている感じですね。

 

 

– なるほど。ではこの対談を呼んでいる同世代のBBOYや、若いダンサーに対してメッセージ等があればお願いします!

A:就職していない子たちや、若い子達へ。みんな「就職して時間がない」って言うけど、時間を作るのは自分次第だし、例えばテスト週間で時間がないなら、テスト週間になる前に日頃からコツコツ勉強をしていれば、テスト週間にも時間は作れるはずなので…『時間の使い方』をもっと上手くなって欲しいなと思います。長い目でダンスを楽しみたいなら、キチッと仕事もして、上手に時間を作っていって欲しいと思います。

B:僕が自分よりも若い子に何かを伝えるとするなら…人生ビビらないで、でも『ビビってる方向や臆病になりがちな選択肢』を選んで進んでいって欲しいと言う事ですかね。ビビってるって事は…「出来るかどうか?という不安」に対して怖がっていることだと思うので…それをチャンスと考えて、その不安に立ち向かっていって、自分の力で乗り越えていく力を身につけて欲しいなと思います。

P:僕は若い子たちに対しては『理想の踊り方や、ビジョン等を常に頭に入れて生活』して欲しいですね。皆なんとなくバトルして、なんとなく仕事して…「なんとなく」色んな事をやってると思うから、そうじゃなくて常に自分の理想を頭の中で思い浮かべて、いつでも引き出せるような生活を送って欲しいなと思います。

 

 

– まだまだお聞きしたい事がありますが、最後に皆さんの「ダンサーとして」「一人の人間として」の今後のビジョン等をお聞かせ下さい。

A:そうですね、もちろん仕事を続けるのは大前提で…いつか結婚したり、家族を持ったり…『幸せになる』っていうのが、今後生きていく上での一番の目標ですね。BBOYとしては、僕は名古屋でトップに立つのが目標で…それは昔から決めていましたし、実現させたいとも思っています。この東海エリアは『どのイベントでも狙い目』みたいなイメージが他のエリアの人から見たらあると思うんですけど、まずはそれを変えていきたいですね!「中部にはATSUTOがいる、あの世代にはアイツがいる」って思って貰えるように、とにかく頑張りたいです!

B:僕は、BBOYとして、とにかく日本中に名前を轟かせたいですw 人生としては、今ずっと大学で勉強をしてきて、資格も取ったので、それらを活かした仕事を出来るように頑張っていきたいです。いずれは「仕事は仕事、ダンスはダンス」と両立して頑張れるように、今与えられた事を精一杯頑張りたいと思ってます!

P:僕は、自分の理想のダンサーになれたらなぁと思います。今、その理想に向かって練習をしているので、今後はそれを形にしていくだけかなと… 具体的に言うと、今は下半身を使った動きや踊りは上手いと自負してるので、上半身をPOPとWACKとLOCKを駆使してカッコ良くトップロックをできるように練習していますw これが出来るようになれば最強だなと思って、日々精進していきます。

 

– 皆さんの考えてる事や、BBOYINGに対する思い等に触れる事が出来て、本当に充実した時間を過ごさせて頂きました。長い時間、お付き合い頂きありがとうございました!三名の今後の更なる活躍を期待しています。