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REVIEW | MAST☆R’Z 2021-22 vol.3 JUDGE’S COMMENTS

 

7月18日(日) 名古屋市中村区にある pineapple studio Scream 名駅校にて開催された、中部地区の高校生以下のダンサーを対象にしたダンスバトル『MAST☆R’Z 2021-22 SEASON vol.3』の審査員総評を掲載!

 

LtoR…Niisora / 華 / キャラメル / RYU BEAR


 

 

– バトル全体の感想

MAST☆R’Z では、初めてのジャッジでしたが、緊張や音への戸惑いなどはこちら側にすごく伝わりました。その中でも、自分達の世代の時とは違い、小学生から高校生まで各部門 “個性があるダンサー” が多いなと感じました。これからもっと進化して自分のスタイルを磨き続けて欲しいです。

 

– 印象に残ったダンサー / バトル等 (敬称略)

あの一日の中で、一番かましてたのは ライト (A.W.M / oringata) だと思います。彼は誰よりも「勝つ」という気持ちが強かったです。飛び抜けた身体能力、バリエーション、見せ方、どれも満点でした。YAMATO (JR Ragpound / Loopzfam / OWC) は、クランプのスキルが完璧すぎてトリックやらなくても、ベーシックだけで勝てそうなぐらい進化しててビックリしました。

HIKA SunFlower (Central Eruptions) は音の種類を聞き分け、その音に体も反応出来てるのがすごく、基礎がしっかりしてると感じました。

名前がわからないのですが…その他にも印象に残っているダンサーがいて、UNDER CLASS に出場していた 水色の帽子に水色の服を着てたダンサー です。ものすごく印象的で、必ず最高なヒップホッパーになります。音がかかった瞬間、自分の世界に入るあの感じがとても引き寄せられました。

 

– 出場ダンサー等にメッセージ

これから徐々にイベントも増えていくと思うので沢山挑戦して、その日「めっちゃ食らったなぁ」と思うダンサーがいたら、必ずその人の踊りを見て、吸収して帰って下さい。必ず何かしら自分のダンスに変化が起きると思います。あとは「楽しむ!」それだけです。また皆さんの成長した姿を見に来ます。ありがとうございました。

 

 

 

– バトル全体の感想

フリースタイルバトルなだけに、戸惑いや上手く良いダンスを引き出せなかったりする中でも、しっかり勝ちに来ていたダンサーも多かったので、予選から見ていて「次は何を見せてくれるのか?」と終始ワクワクさせていただきました。

 

– 印象に残ったダンサー / バトル等 (敬称略)

特に印象に残っているダンサーは、AOI (音リ) / ICHI / ライト の三名です。上記3名は、雰囲気、身体の表現の仕方、音の取り方が、個人的に特に好きでした。

 

– 出場ダンサー等にメッセージ

バトルは勝敗が必ずついてしまうものなので、結果は結果で受け止めるしかないのですが、ダンスは『そのダンサーの性格や生活を表現する形』になっているとも思います。勝つために “個性は潰すのではなく、バトルはバトルの踊り方、コンテストやショーケースはそれに見合った自分の踊り方の切り替え” が必要だと、全ての部門に共通して思うことです。そして、大切なことだと思います!みなさんのバトルを見ていてワクワクしました!私も頑張ります。ジャッジを務めさせていただきありがとうございました。

 

 

 

– バトル全体の感想

前半に行われた小学生部門では、まだバトル馴れというか、どうしても “下を向いてしまう人” が多かったですね。「やってきたことを出せなくて悔しいだろうなぁ」と見ていて思うことが多かったです。ベスト4からは、相手の踊りに対してやり取りになっていたり、”気持ちや意地のようなもの” を感じたり、かなりグッと来ました。

後半に行われた中高生部門の、中学生を対象にした TOP CLASS は、いきなりレベルが高くて…ピックアップするのにとても悩みました。バトル馴れからなのですが、音待ちで自分の思うように出れないことや、「何とかしなきゃ」と焦って崩れてしまったりもありましたね。

ベスト4以降は、それぞれが積み上げてきたこと。自分自身を信じていること。色々なぶつかり合いが激しくて最高に喰らいました。

そして、高校生を対象にした SUPREMACY CLASS は、全員やばかったです。ジャッジ1名が、それぞれ1人だけをピックアップしてベスト4でしたが、正直誰が上がってもおかしくないくらいに、全員ぶちかましていました。TAISEI の圧巻ムーブ、YAMATO の相手のジャンルの曲に飛び込んでの KRUMP は感動しました。

 

– 印象に残ったダンサー / バトル等 (敬称略)

TOP CLASS では ライト がかましまくってましたね。彼の優勝コメントを聞いていた人は納得したと思います。魂を込めて練習してきて「ダンスが好きだ!」という気持ちや、回りへの感謝が溢れ出して燃え上がってましたね。溢れ出していたといえば KOMIYU は、もう魂がむき出しで彼のすべてが伝わってくるようなダンス。最高でした。他にも、Miu (Central Eruptions) / meari / URARA (DOWNY) / SHIZUKU (音リ) / kiko / 中学生の部で10人まで残ってたロックの女の子と男の子 / 背の高い BGirl で、黒ニット白Tを着てた子、/ KAREN / シュウセイ が、印象に残っています。

 

– 出場ダンサー等にメッセージ

バトルに出ると「練習と、本番は、こんなに違うのか!?」と思い知りますよね。何度も何度も出ていても、僕自身20年以上バトル出ていても、こんなに違うんだよなあと思います。

色々今回見ていて思いましたが、例えば予選。音待ちで待って、自分の好きな感じの曲がかかって、しかも他の人が飛び出さず、自分が出れると言った『ある種の “良いメンタル状況” で踊れること』なんていうのは、なかなかありません。

であるならば、そのサークルの中で「誰よりもやりきろう!」と集中してみるのも手です。「なにがかかっても一番に出て、思いっきりハジケるぞ!」とか「いま踊ってる人が良い感じだから、続いて出たくなってきたな!さらに熱く踊ってやろう!」とか、「知らない曲だけど、この曲で飛び出したらどうなるんだろう?」なんて自分にワクワクできたら楽しいですよね。もちろん勝ち抜けるために、練習してきたことを出しやすいように、待つのはわかります。でも、やっぱり音楽ありき、DJありきで踊れるんです。

「苦手な曲で練習しよう」という考え方よりは、普段から色々なジャンルの曲をかけて「これ良い曲だなあ、かっこいいなあ」って練習したり、生活していたら、色々な曲がかかるフリースタイルバトルの予選の雰囲気が楽しくなってくるかもしれませんよね。そして、『どんな曲がかかっても開き直って、自分の踊りを楽しんだもの勝ち』だと僕は思います。あくまでも、考え方の一つですが、みなさんそれぞれ、自分自身の踊りをより広く、深くしてどんどん追求していってください。ありがとうございました。

 

 

 

– バトル全体の感想

全体的にレベルが高く、小学生部門のダンサーも活きいきと踊っていて、見ているこちらにも楽しさが伝わりとても楽しく審査させていただきました。中高生は、それぞれのダンスに 基礎+個性 があるダンサーが多く、審査しながらとても刺激をいただきました。

 

– 印象に残ったダンサー / バトル等 (敬称略)

TOP CLASS に出場していた ライト は、終始中学生とは思えない 雰囲気とスキル。そしてなによりも、その謙虚さに食らいました。僕自身が BBoy ということもあって、BBoy,BGirl に関してをいうと、パワームーヴが上手な人が多い印象でした。フットワークにしろ、スキルにしろ、そのまま『自分の得意をまず伸ばしていくことが、自分自身の個性を発見しやすくて良い』のかなと思うので、そのまま続けて、頑張って欲しいです。

 

– 出場ダンサー等にメッセージ

今回、予選を落ちてしまったり、負けてしまったというのは、あくまで “今日の結果” です。同世代の他のみんなが上手くて、現時点での実力差がどんなにあったとしても、2〜3年後には自分の頑張り次第でひっくり返せます。なので、諦めずどんどん下克上していきましょう。出場していた、みんなのような若い世代が上の世代を脅かして、上でのさばってる人達を刺激してシーンを更に盛り上げていきましょう。僕もまだ頑張ります。ありがとうございました。

 

 


 

■ 8月7日(土)『ST☆RT LINE vol.1』開催!

東海地区で活動する高校生以下のダンサーを対象にした年間ポイントランキング制ダンスバトル『MAST☆R’Z』が、バトル経験の少ないダンサーや、仲間や友達と一緒に出場を希望するダンサー向けの新たなバトルを始動!

 

ダンス歴4年未満のダンサーや「経験を積みたい」というバトル未経験、経験の少ないダンサーにオススメな NEWBIE 1on1 部門と、経験など不問 “高校生以下なら誰でも参加可能” な仲間や友達と一緒に出れる CREW BATTLE 部門を開催!お見逃しなく!

 


 

9月26日(日)『R.I.O.T vol.1』開催!

音楽スタイル別に予選が開催され毎回最高潮の盛り上がりを見せている、東海地区を代表するバトルイベント WHO GOT THE PROPS に引き続き、音楽スタイル別に 2on2 というチーム要素を加えた 学生ダンサー限定音楽スタイル別 2on2 ダンスバトルが始動!名古屋市東区にある STUDIO ONEWAY NAGOYA にて開催!