1. HOME
  2. 特集
  3. JUDGE’S COMMENTS – MAST☆R’Z 2019-20 vol.4

JUDGE’S COMMENTS – MAST☆R’Z 2019-20 vol.4

 

2019年9月15日(日) 名古屋市中村区にある pineapple studio Scream 名駅校 にて開催された、中部地区で活動するU-18ダンサーを対象にした年間ポイントランキング制ダンスバトル・イベント『MAST☆R’Z』シーズン・第四戦で審査員を務めた4名の総評を掲載!

 

LtoR…SASA / さくら / Youkey / Susumu Spaniel


 

 

– 全体の感想

SLOW TEMPO MUSIC 部門も、FAST TEMPO MUSIC 部門も、やはりボトルスピンが多く、音待ちしているダンサーが多かったかなと思います。自分の踊りやすいテンポの曲が流れていたはずなので、もっと「自分を見ろ!」というガンガン攻めるような気持ちを前に出せるようになると良いかなと感じました。それでも一回戦からハイレベルなバトルだらけで非常に見応えもありました。サークル形式、対面形式共に限られた空間と時間内で『どれだけ審査員に印象を与えるか』がポイントだと思うので、自分なりのアピールの仕方、印象の残し方、スキルの魅せ方などを考えておくと一つの強みになると思います。あとは、スキルは凄いのに、魅せ方が勿体無いダンサーが沢山いました。凄い事を詰め込みすぎるのではなく、自分の魅せたいポイントの為に緩急をつけて踊ると、より際立つ事が沢山あると思います。

 

– 印象に残ったダンサー, バトルなど(敬称略)

まず SLOW TEMPO 小学生部門に出場していたダンサーでは、ミオ (FACE) HIKA (Central Eruptions) 。中高生部門では32ki (puberty) / gifureo (Fervent/DULL) /トライ (saga) ですね。そして、FAST TEMPO 小学生部門では、名前がわかりませんが ピンクの服のWAACKの女の子 / rei (KINGJACK) MOTOKI (TAKE IT OCTOPUS) 。そして、中高生部門では、LEON (TSUMAMI) SHION (TSUMAMIです。特に FAST TEMPO 小学生部門の『SEITARO vs MOTOKI』のバトルはとても悩みました。重要視する着眼点次第で審査員の判断は左右するほどの接戦だったと思います。そして、優勝した Meari (岐阜)と スーパーMiyuty は、初めて見ましたが本当にかっこよく、スキル、魅せ方などの緩急も抜群で度肝を抜かれました。

 

– 出場ダンサー等にメッセージ

バトルは、スキルが大切なのは当たり前ですが、曲を知れば音ハメや曲の流れなどがわかります。つまり、それだけで自分に一つ強みができるという事です。みんなには色々な曲を知ってほしいと思います。バトルに関しては、これからもどんどん挑戦していってください。挑戦する時点で一歩踏み出しています。結果ではなくその気持ち自体が素晴らしい事で、挑戦していた全てのダンサーにリスペクトです。そして、挑戦を続けていけばダンスというカルチャーでしか出会えないライバルや仲間も沢山出来るはずです。みなさんのこれからの成長を願っています。ありがとうございました。

 

 

– 全体の感想

今回はレベルが高く東海地区以外からも沢山来ていて、熱い戦いでした。トーナメントからは、レベルが更に一つ抜けていたように感じました。

 

– 印象に残ったダンサー, バトルなど(敬称略)

個人的に印象に残っているのは Hiwa (ひわ&ゆいな) SEITARO (名古屋) / トライですね。あと Meari は、他とは違う独特な世界観を持っていて、これからの更なる成長が楽しみだなと感じました。

 

– 出場ダンサー等にメッセージ

沢山練習して、自分が好きだと思うスタイルに出会い、それを追求し続けてください。出場者全員の今後の活躍を応援しています。

 

 

– 全体の感想

小学生〜高校生まであるので、色々なダンサーを沢山見れました。とても楽しく審査させて頂いたと同時に悩むことも多かったです。それだけ白熱していたと思います。それと個人的な感想なのですが、以前に比べてポッパーのエントリーが増えていたのが、とても嬉しかったです。

 

– 印象に残ったダンサー, バトルなど(敬称略)

優勝したダンサーはもちろんですが、その中でもスーパーMiyuty は最初に見たときの基礎力力の高さに衝撃を受けました。音楽に対するアプローチや、一つのリズムに対する深みがすごく、こちらが勉強になる程でした。Meari は、彼女が持つ音楽に対するフィーリング / 空気感 / 質感 / テクニックが、小学生のそれではないですね。決勝は純粋に格好良かったです。ポッパーにしか伝わらないであろう部分も沢山あるのですが、このままブレずに行って欲しいですね。

優勝以外では Hiwa も様々なアプローチが見えてとても良かったです。あとは FAST TEMPO MUSIC 小学生部門の二回戦延長まで残っていたワックの女の子も印象に残っています。表情から音の緩急、バトルの始めから終わりまでとてもよかったです。あとは、トライ もバチバチなスタイルで個人的にも上がりました。

 

– 出場ダンサー等にメッセージ

他にも素晴らしい踊りをみせていたダンサーは沢山いるし、バトル云々関係なくダンスが素敵な人も沢山いたので、自分のダンスや格好よいと思ったものを信じて踊り続けてください。

 

 

– 全体の感想

以前に審査員をさせて頂いた時よりも、レベルの高さも踊っている時の集中力も上がっていて、終始見応えがありました。

 

– 印象に残ったダンサー, バトルなど(敬称略)

Taiyo (こわい) ですね。

 

– 出場ダンサー等にメッセージ

安定した “それっぽい踊り” は今のバトルシーンでは勝ちやすいですが 『多数に評価されなくても心動かされるダンス』が僕は見たいです。また頑張りましょう。

TEXT EDIT : SOUL CITY NAGOYA