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COLUMN – チームの勧め

 

daft, INDIAN CREW として全国の様々なバトル、コンテストで活躍する、東海地区を代表するHIPHOPダンサー『UC』による SOUL CITY NAGOYA COLUMN 第三弾!

 


 

どうもです。2015ですね。

今年もこのSOUL CITY NAGOYAをよろしくお願いします。
昨年12月からBLOGに参加させていただいていますが、
HPのコンテンツの充実っぷりに感心させられるばかりですね。

その充実コンテンツの中の1つを担えるよう、楽しみながら、マイペースにやっていこうと思います。長いのはご愛嬌でw

 

さて、前回はHIPHOPについて話しをさせていただきましたが、
今回は「TEAMの勧め」について。

 

最近、東海地区のダンスシーンにおいて、
チームらしいチームという存在がほんとに少ないと思っていまして。
バトルが増えたり、SHOWイベントが減ったり、ダンス人口が増えてチームがなくてもコミュニティが作りやすかったり、
要因は様々あるとは思いますが、
やはり、せっかく出会ったストリートダンスですから、
チームダンスの良さ、チームダンスの醍醐味をもっと皆さんに感じていただきたいなと常々思っています。

 

チームの良さって、イコール、ダンス力じゃないんですよね。

選曲、衣装、構成、表現、チームワーク、雰囲気、etc…
スキルや体力を補えるパワーがそこにはあって、
自分たちの持てるものをすべてつぎ込むことで、観ている人を惹きつけることもできるし、
例えばコンテストなんかでも下剋上の可能性がグンと高まるわけですね。
バトル以上に自分たちで選択できる部分が多いんです。

 

それってすごくHIPHOPだと思いませんか ?
ないものねだりをするのではなく、自分たちの持てるものを武器にして、工夫して、楽しんで、勝負する。DIY精神溢れていてステキだと思うんですよねー。

 

そんな、個性やこだわりを持ったチームが少しでも増えてほしいなと俺は思っています。

 

てことで、少し自分の話を。

 

俺は大学1年の春にダンスを始めまして、
初めて“チーム”を結成したのが、大学1年生の冬でした。

 

チーム名は、『Tadpole(タッドポール)』
意味は、おたまじゃくしです。笑
いつか、カエルになれるように。
なんてしょうもない意味を込めて付けました。笑
(この頃は、モテタカさんがFROGというチームで活動していたなんてつゆ知らず。。。)

 

ちなみに、メンバーは、
masahiro(現daft)、TAKUYA(元daft)、タロー(現タローラ)、そしてUCの4人でした。
全員タメで、全員大学からダンスを始めた初心者でした。

 

当時は、今よりSHOWイベントが多くて、
DJ主催やラッパー主催のイベントに必ずといっていいほどDANCE SHOWも組み込まれていました。
DJ,MC,DANCEの距離が今より近かったイメージがありますね。

しかも、平日でもそこそこイベントがあったので、
僕らも先輩づたいにイベント出演のお誘いをもらったことがチーム結成のきっかけでした。

さらに、当時はバトルイベントなんてほとんど存在しなかったし、
サークルに所属していても、サークルがクラブでイベント主催するなんて考えられなかったし、
サークル同士の交流も少ししかなかったし、
サークルにいても年数回学園祭で踊る機会があるかどうかくらい。

 

だから、チーム組んでSHOWするしか人前で踊る機会はなかったんですよね!

 

そんなわけで、チームを組むことは必然的だったし、
俺にはUglyやSTRUT SUSPENSIONSといった先輩が近くにいたので、
チームで毎日練習することが自分にとってはごく当たり前の日常になっていきました。

 

そんな僕らのデビューイベントはWALLでの『SPIN』てイベント。

使った 曲は2PACとAV8アーティストの曲w
どうでもいいですねw

 

当時はまだまだ初心者全開でただただヘタクソだったし、
ネタ作りのイロハも分からないまま、4人で無理やり振り作って、
1部の1発目とか2発目に、入場料にも見合わないSHOWを、
根拠のない自信満々で、ドヤ顔で踊ってました笑

 

そこから、なんだかんだで毎月数本の小さなイベントに出演していましたが、
いろいろ諸事情ありまして、わずか3ヶ月余りでTadpoleは解散となりました。笑
作ったネタは2つ?3つ? 懐かしいですね。

 

そして、その数か月後、俺は新しいチームを組みました。

メンバーはmasahiroとTAKUYAと俺。
チーム名は『daft』

 

 

タローが抜けたわけではありませんよ!?

解散して、新しくチーム組んだら、たまたまTadpoleの3人が集まってただけですから。笑

 

てことで、
俺が大学2年の春、daftは産声を上げ、
2年後にTAKUYAがdaftを卒業するも、
俺とmasahiroはずるずると今でもdaftを続けています。
2015年で結成12年、干支一周ですね。

 

このチームがあったからこそ、経験できたことがほんとにたくさんあるし、
ダンス始めた頃には想像もしてなかった夢の様な出来事もたくさん経験できました!
もちろん、悔しい思いも切ない思いも山のようにしてきたし、
活動が長ければ長いほどストレスもフラストレーションも溜まりますf^_^;

もしかしたらこっちの方が多いかも?てくらいに!笑
ですが、解散しようと思ったことはないですね。

 

ダンサーなんて自己主張が強くて当たり前だし、
仲良く、穏やかに、無難に、なんてそうそうムリな話でw、
そこを乗り越えて、自分たちしか出来ないナニカを求め続けないと、何も産まれないわけで。

 

だから、ちょっと嫌なことあったり、うまくいかないからってすぐに離れたり、別のとこ行ったりしても、
結局同じことを繰り返すだけだと思うんですよね。

 

ダンスチームも、仕事も、恋愛も、
結論を出すのはとことん向き合ってからでいいと僕はいつも思ってます。
時間をかけるという意味じゃなくて、深く向き合うってことです。

 

要は自分が変われなきゃ、環境変えてもしょうがないってことです。

 

だから、自分の個性を生かすために、
他人の個性を受け容れるということが大事なのかなと思っています!

 

自我の強い人はたくさんいますが、
これが出来るか出来ないかで、大きく変わってきます。
ダンスも、人生も。

 

「受け容れる」
大事なことです。俺も昔は全然できなかったです笑

 

尖ってましたから。

それでも、徐々に受け容れることを覚え始めた時に出来たのがINDIAN CREWだったりします。

 

DEJI(Skullz)、0014(Skullz休憩中)のBo’z、
※Bo’z=4人組でスタートし、ヒロト&WOWZの加入で6人になった後に、
DEJI,0014,ヒロト,ヒロアキ(現WOWZ)の4人でSkullzとなり、
Bo’zはDEJIと0014の2人になったがその後にSUGI-Jが加入。
SkullzはWOWZ脱退後、0014が就職を機に休憩し、現在2人で活動中。

 

そして、SUGI-J,ARROWらが中心だったbeviz、
※beviz=HU-GEとして活動していたARROW,SYOGOに、Q’zとして活動していたSUGI-J,TATSUNORIらも加わった最大5人組のチーム。たぶん。

 

という異分子を互いに受け容れあい、
男、タメ、の6人CREW=INDIAN CREWが出来ました。

 

 

これはほんとに思いもよらなかった結成だったけど、これも俺の大切なCREWです。
今はほとんど活動していませんが笑

 

 

少し話逸れましたが、そんなこんなで、
最近ダンスを始めた人、これからダンスを始める人、
ダンスやっているけどチームがない、かつ、なんだか行き詰まってる人、
真剣に“チーム”というものに向き合ってみてはいかがでしょうか?

 

もちろんチームがなければダンスを楽しめないわけではまったくないのですが、
ダンスとは、ありとあらゆるカタチで人生を豊かにしてくれるものなので、
みなさんもっともっと貪欲に求めていきましょう!

 

SHOWに、コンテストに、どんどんチャレンジしていきましょう!!
未来や、結果なんて、ある意味どうだってよかったりするわけで。
今を生きる分、とことん濃く生きて、
それが未来に繋がっちゃった系でいくのがいいのかなと◎
たまにそう思います。

 

まだまだ語りたいことや、
言いたい昔話が山ほどあるんですが、
収拾つかなくなるんで、一緒に飲みに行った時にでもw

 

ではでは。