REVIEW | T.A.C.D BATTLE 2024-25 SEASON vol.2 – JUDGE’S COMMENTS
9月26日(金) 名古屋市中区にある CLUB LOVER:Z にて開催された、大学生, 院生, 専門学生, 22歳以下の社会人ダンサーなどを対象にしたダンスバトル『T.A.C.D BATTLE 2025-26 SEASON vol.2』審査員総評を掲載!
LtoR…たいき / SUZAKU / KIM / shu

– バトル全体の感想
一時予選を上がれた人と、上がれなかった人との差がどのクラスも大きかった様に感じました。(特にNEWBIE / ENLROLLクラス)スキルはあるのに音を外してたり、音とは真逆の踊りをしてたりするダンサーがいて、少し勿体ないと感じました。
– 印象に残ったダンサー・バトルなど (敬称等省略)
どのクラスも ベスト4 に残った人達は、予選の時点から印象に残っていましたね。その中でも特に残ったのは、Hayamatsu / FuturLie vs RYOMA のバトル / その他では、EVE_KICK / シュウセイ / Girl2OH です。
– 出場者などにメッセージ
音楽に対するアプローチについては、ダンスをやる上で音楽が絶対だと思っているので、自分の持っている感性とスキルで音楽を表現して欲しいなと感じました。
ジャンルのスキルがあっても音を外したり、音に逆らったらそれはダンスでは無くなってしまうと思っているので、そこは勝ち上がれなかった人は意識して欲しいです。
NEWBIE / ENLROLLクラスに出場していた子達は、ダンス面での楽しみや拘りなどを (バトルに限らず) 学生の内に見つけて欲しいし、色々な場所に挑戦して、様々な人に出会ってください。そんな中で『自分の思う格好良さ』を見つけて欲しいなと思います。
OPENに出場してたダンサーは自分の感性を世界観をこれからも貫いていって欲しいです。昨年度まで出場していたイベントなので、とても考え深いものでしたし、全出場者のダンスを見てて勉強になりました。今後も頑張って下さい。お疲れ様でした。

– バトル全体の感想
友達や同じ大学の子を応援し合って会場の雰囲気も良い感じだったと思います。NEWBIE / ENROLLは、スキルの大きな差はなかったので “どれだけ音にアプローチできていたか” が鍵になったと思います。その中でハウサーとヒップホッパーに早どりが多かったのが気になりました。緊張したり焦って早どりになったりすることもあると思いますが、練習から遅どりで踊ることを意識してみると良いと思います。
– 印象に残ったダンサー・バトルなど (敬称等省略)
トーナメントに上がっていないダンサーを中心に上げると、NEWBIE : Cサークル と、ENROLL : Aサークルに出ていたメガネをかけた HIPHOPの男の子のヴァイブスと手の使い方のトリッキーさは印象に残ったし勉強になりました。そのスタイルは変えることなく、スキルの部分をどんどん強くしていって欲しいです。
あと、NEWBIE : B に出ていた半袖Tシャツの黒ベスト黒ズボンのダンサーと、2回戦目で最後に出たクランパーの子のヴァイブスも良かったです。
ENROLL は、白Tシャツで後ろに花みたいな画像のプリントがあったポッパーが良かったです。ベスト4のワッカー2人も大好きでした。青のレースの服の子が終始 DJ の流した音楽で叫んでいるのも最高でした。
OPEN は、ひまり / shizuku / sae / HONOKA / Hisato / Towa / Bサークルの全身真っ黒のワッカー / Aサークルの白い靴のBBOY も印象に残っています。
ko は予選の時からずっと安定して格好良かったし、板付き入りも面白かったです。優勝の EVE_KICK は自分でもコメントで言っていたように、日々練習やトレーニングしてると嫌でも分かる動きのクリアさ、キレ、テクニック、そしてミュージカリティーもあるので強いなと感じました。
– 出場者などにメッセージ
勝ち負けも大切ですが、それ以上にこれからも同じ大学のみんなやイベント現場などで出来た友達を大切にして、一緒にセッションしたり、バトル出に行ったり、イベントに遊びにいったりしてダンス楽しみながら続けていって欲しいです。みんなで一緒に踊れなくなるまで踊り尽くしましょう。ありがとうございました。

– バトル全体の感想
まず『めちゃめちゃ人が多いやん!』という印象でした。”カレダンで勝ちたい” という気持ちがきっかけでダンスを頑張ってる人も多いと思うんで、運営陣の皆様に感謝です。
このカレダンバトルは、学生たちのらしさが詰まっていて、良い意味でも悪い意味でも何でもありの世界だと思っていたのですが、今回はアプローチや切り口が似た子が多いなと感じました。男の子は『ちょっと斜に構えて若干怖そうな感じで、ちょっと音ハメして』みたいな。もっと天真爛漫な人がいて良いし、とんでもなく恐ろしい人がいても良いのになと思ってます。ちょいワルぶってる人ほど、めっちゃテンプレートぽいよ!めちゃ嫌味な言い方ですが、この話でイラッときて…
オリジナルなダンサー = 自分のダンスをするダンサーが増えたら、僕がジャッジやった甲斐があります。
– 印象に残ったダンサー・バトルなど (敬称等省略)
EVE_KICK の決勝ワンムーブ目はキラームーブでしたね。音楽の大局を感じた上で、あれだけ細かいことをやる。”ただやる” だけではなくて、それをコントロールしている。『僕もあーやって踊りたい』と思いました。
Ko はベスト4が特に良かったです。Medjed のメンバーは、それぞれ自分の性格に偽りないダンスしてるのが良いですね。
NEWBIE 優勝した hiraoh はめっちゃ上手くなってました。基礎で踊る練習をしまくったと言っていたので、それかなと思います。基礎 = コアと思ったほうが良いです。特にロッカーは。今回、静岡勢が集まってきてて、みんなシンプルにダンスを楽しんでいる感じがしました。名古屋のダンサーたちは、ぜひチェックした方が良いと思います。特に よしの は格好良かったです。
その他で印象に残っているのは、赤NYキャップの女の子 は、1回しか見れんなかったけど僕的にはMVPでした。ジーンズで踊ってたワッカー / 途中靴脱げて、片方靴下で踊ってたメガネをかけたダンサー / 葉っぱの柄シャツを着たダンサー / MECワッカーのよく見るダンサー / そして、FuturLie ですね。
– 出場者などにメッセージ
世の中には沢山のダンサーがいます。ユニークなダンサーも一杯います。そして様々なダンスの向き合い方があります。大学卒業してから、ダンスを踊らせてくれるのは他人ではなくて自分と音楽だけです。ぜひ、この時期に色んなダンスの向き合い方を知って、自分のダンスライフを始めて下さい。僕的には偶数月に開催している「裏岐阜練習会」がとてもオススメです。ぜひ遊びに行ってはどうでしょうか?

– バトル全体の感想
まずは出場した皆さんお疲れ様でした。沢山良いものを見せてくれて、ありがとうございました。全員がすごく楽しそうで、自分自身も学生生活を思い出しながら審査していました。その中でも、やはり上位に入ってくる人達は個性があって何か他の人とは違うものを感じることがありました。
単純に音取りが上手いだけでは勝てないし、逆にスキルに全振りしても勝てないので、全ステータスをうまい具合に振り分けて行けるといいのかな?と思いました。
– 印象に残ったダンサー・バトルなど (敬称等省略)
総評の際に直接伝えさせてもらったのですが、ENROLL CLASS ベスト4、なかのっち / みみぐ のやりとりはすごく良かったですね。個人的には決勝でバチバチにやり合ってほしかったです。
OPEN CLASS では、すごい濃いメンツが集まったサークルの中で上がらなかったですけど honoka は引き込まれる良いものを持っていたと思います。とても格好良かったです。
決勝もそれぞれ違う個性のぶつかり合いで見ていてとても楽しかったです。まさに STYLE WARS でした。
– 出場者などにメッセージ
様々なバトルやイベントに足を運んで色々な人のダンスを見て、良いなと思った所を吸収していってください。あとは、一緒に練習したり遊んだりするような仲間を沢山作るのも大事だと思います。ダンスを楽しみながら、色々なことをシェアしたり踊りあったり、時には一緒にバトル出たりできるような仲間を作って、みんなで一緒にダンスを続けていって下さい。
■ 11月28日(金)『SHOW & PROVE』開催!
東海地区で活動する様々なジャンルのダンサーから厚い支持を集めるフリースタイル・クルーバトル『SHOW & PROVE』が、11月28日(金) 名古屋市中区にある CLUB LOVER:Z にて開催!
■ 12月13日(土)『T.A.C.D BATTLE 25-26 SEASON vol.3』開催!
東海地区で活動する大学生 / 院生 / 専門学生 / 22歳以下の社会人ダンサーなどを対象にした人気バトルイベント『T.A.C.D BATTLE』のシーズン第三戦が、12月13日(土) 名古屋市東区にある STUDIO ONEWAY NAGOYA にて開催!

