JUDGE’S COMMENTS | MAST☆R’Z 2019-20 vol.6
2019年12月21日(土) 名古屋市中区にある CLUB LOVER;Z にて開催された、中部地区で活動するU-18ダンサーを対象にした年間ポイントランキング制ダンスバトル・イベント『MAST☆R’Z』シーズン・第六戦で審査員を務めた4名の総評を掲載!
L to R… たかゆ〜 / usako / YUSUKE333 / KAZUfreak
– 全体の感想
以前、この MAST☆R’Z で審査員をさせて頂いた時と比較して、みんな本当に上手くなっていて、マイナビDANCE ALIVE HERO’S などの良い刺激もあって、全体的にレベルが高かったと思いました。その中でも迷いなく、自分を信じて貫いた人が上位に食い込んだと思います。
– 印象に残ったダンサー, バトルなど(敬称略)
中学生を対象にした TOP CLASS に出場していた GENTO (FACE) はかなり質高くて、一回戦の時のダンスは特に強く印象に残っています。同じ TOP CLASS で二回戦まで残った 黒ロンTを着た HipHop の女の子 のグルーブ感も良かったですね。Hiwa (福井) はフィールドの使い方が上手かったし、小学四〜六年生を対象にした OVER CLASS に出場していた Meari (岐阜) はマイスタイル貫いてたし、小学三年生以下を対象にした UNDER CLASS に出場していた K-fu- (FLICKER/Uhr) は音の潜り方がとても良かったです。ジャンルなどで総括すると、この日は特に POPPERとBBOY & BGIRL が格好よかった印象です。
– 出場ダンサー等にメッセージ
自分の得意とするジャンル・スタイルが踊りやすい音楽だけではなくて、色々な音楽に触れながら、自分の踊りを貫けば、幅も広がって、自分の好きなことも見つかると思います。『自分が良いと思うことを信じて』貫いて下さい。ありがとうございます。
– 全体の感想
以前にジャッジで見た時よりも、確実に進化してるダンサーの踊りも沢山見れて刺激をもらいました。一回戦の OVER CLASS と TOP CLASS が激戦で次のラウンドに進出できるダンサーを絞り込むのがとても難しかったです。”自分の踊り” を持っていてブレてない人、積極的な姿勢の人、ナチュラルな踊りの人が私の中では特に強く印象に残っています。
– 印象に残ったダンサー, バトルなど(敬称略)
トーナメント進出をかけた戦いまで残っていたみんなは、もれなく全員格好良かったと思います。その中でも特に印象に残っているのは順不同になっちゃいますが、Meari (岐阜) / riko (愛知) / YOSSY (TAKE IT OCTPUS) / トライ (saga) / ミオ (FACE) / K-fu- (FLICKER/Uhr) は、自分のスタイルを強く持っていて格好良かったです。
名前がわからないので服装などでお伝えしちゃいますが、そのほかにも良いなと思うダンサーは沢山いて、半袖の柄シャツを着たパーマで髪の毛長い LOCK の女の子 / 頭にドゥーラグを巻いた、青い服のHipHopの女の子 / 頭に丸みたいな柄のバンダナを巻いた、茶色のボーダーの服着てたHipHopの男の子 / SUPREMACY CLASSに出ていた眼鏡かけた POP の男の子 は個人的にも強く印象に残っています。
– 出場ダンサー等にメッセージ
まず、挑戦しに来てくれた皆さん全員お疲れ様でした。素敵な踊りを沢山ありがとうございました。バトルの時、POPPER のみんなが世代を超えてバックについて応援しあってる姿がとても素敵だなと感じました。
でも、会場が静かで帰ってしまった人が沢山いたのが少し残念でしたね。もっと周りの人の踊りも見て、応援したり良い踊りしたら声出して反応してあげると、踊ってる人も更に良い踊りが出来るのではないかなと思います。もちろん、いつも良い子でいる必要はないけれど…負けた後にすぐ帰って終わるか?みんなのバトルを見届けるか?その日一日を楽しくできるかどうか?は自分次第で変わると思います。これからも楽しみながら頑張っていってください。お疲れ様でした。
– 全体の感想
全体の感想としては、サークル一回戦などで確実にその人のジャンルが踊りやすい曲がかかっているのに誰も出ない瞬間が結構多くあったような気がします。そこで迷いなく前へ出ることが審査員を「おッ!」と思わせる最初のひと押しになることもあるので、もっと自信を持って(持ってる風でも良いので)良い流れを切らないようにサークルなどに一歩踏み出てみてください。
– 印象に残ったダンサー, バトルなど(敬称略)
個人的に一番印象に残っているのは、TOP CLASS で準優勝だった YOSSY (TAKE IT OCTPUS) です。この日すごくノッていた感もありますが「これはBBOYは踊りにくいだろうな」というスローテンポな曲に対してもエナジー、勢いを落とすことなく踊れていたことが、同じ BBOY として印象に残りました。
– 出場ダンサー等にメッセージ
理想の結果。そうではない結果。どちらの結果だったとしても、またその結果に対して一喜一憂しても、次の日からはまた気持ちを切り替えて、前を向いて “自分がやりたいこと” をガンガンチャレンジしていってください。ありがとうございました。
– 全体の感想
僕はキッズシーンに関わることが多いので、今回出し切れてた人はあまり多くなかったのかなと思いました。その中でもベースの高さやキャラクターがしっかりあるダンサーが上がって行ったのかなと思いました。
– 印象に残ったダンサー, バトルなど(敬称略)
Mii (BabyBoo) / ユーザロック (伊那市) / TAICHI (ASTROS) がこの日は良かったなと思いました。
僕にないフィーリングだったり、音への入り込み方がこの三人は良かったです。
– 出場ダンサー等にメッセージ
自分のスタイルを貫くのはすごく大切で、その貫きがあるダンサーがすごく多かったのが良い印象と共に、音楽へのアプローチが弱い子が多かったかなと感じました。『自分の引き出しの中で勝負する』だけではなく『その少し外側の感性で音楽に身を任せてみる』みたいなところがもっと見えると審査している側も気持ちよく見えたりする部分があるかと思います。もっと音楽で遊んでくださいね。
TEXT EDIT : SOUL CITY NAGOYA